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重岡side ページ20
父「大毅、起きれるか」
まだ真っ暗な時間に、おとんが僕の肩をゆすった。
「・・・ん〜・・今何時・・？」
寝ぼけながら時計を見ると、まだ4時半。
「調子どうや？」って聞かれて「だいじょうぶ・・」って答えたら、
父「釣り、行かへんか？」
一瞬で目、覚めた。
「行く！！」
がばっと起き上がると、おとんは嬉しそうに笑った。
父「じゃあ準備しい、下で待ってるから」
そう言われてうきうきしながら服を着替えて階段を降りようとした瞬間、
目の前がぐらついて、頭がズキンと痛んだ。
・・・大丈夫やで。
こんなん、よくあるやん。
自分で自分をごまかして、おとんの所に行った。
最近はおとんが休みの日も、僕が稽古やったりして一緒に出掛けられる日はほとんどなくて、久々におとんと出かけられる。
やから、どうしても行きたかった。
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作者名：みかん | 作成日時：2019年1月30日 0時
