大毅side ページ4
濱「じゃあ、病室いこっか。」
色々と話をした後、オトンとオカンは仕事で、不安げな顔をしながら僕に手を振った。
ひとりになったら、背の高い先生に頭をなでられた。
濱「大毅君の担当の先生は今手術中やから、後で紹介するな？」
「なぁ、先生名前なんて読むん？・・・・なんとか、だ」
濱「はまだ、やで。みんなからは濱ちゃんって呼ばれてるねん。大毅君も呼んでええで？」
優しくそう言う濱田先生は、笑うと目がなくなっちゃう。
この先生が僕の担当やったらよかったのにな。
そう考えてたら、僕の病室についた。
僕の病室は真ん中で仕切られてて反対側に誰かのベッドがあった。
「なぁ、そこ、どんな人がおる？大人？それとも子供？」
反対側のベッドを指さして濱田先生に聞くと、濱田先生は嬉しそうに笑った。
濱「よお聞いてくれた！そこはな、大毅君の1個下の子やで。初めてできる友達やからな〜、うれしそうやったで〜？」
わぁ！僕の1個下か、前の病院ではそんな年近い子おらんかったし、楽しみやなぁ〜、どんな子やろう？
ワクワクしながら濱田先生とおしゃべりしてたら、誰かが部屋に入ってきた。
智「・・・・」
部屋に入ってきたその子は、僕を見て明らかに嫌そうな顔をした。
僕より背が少し小さい、なんや奇抜なパジャマ着た男の子。
濱「あ、神ちゃん、この子が大毅君やで？ほら、自己紹介は？」
智「・・・・」
「あ、僕は重岡大毅！前の病院ではしげって呼ばれてたからしげでええよ？よろしくな！」
何も言わないその子の手を無理やり取って握手したら、
その手を振り払われた。
濱「神ちゃん・・っ、あかんよ・・」
智「僕は友達なんかいらへんねん！」
大きな声でそう言われた。
初めて聞く、その子の声。
・・・あれ？友達ができるって楽しみにしてたんとちゃうの・・？
ワクワクしてた気持ちは、一気に冷たくなった。
看護師「濱田先生、ちょっといいですか？」
神ちゃんを見ておろおろしてた濱田先生は看護師さんに呼ばれて謝りながら部屋を出ていって、
僕に背を向けて布団にもぐってしまったその子に、仕方なく僕も自分のベッドに戻った。
友達に、なりたいな
反対側のベッドに見える、布団にもぐったその子を見ながら、そう思った。
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みかん(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい(T_T)ゆっくりですが頑張るので宜しくお願いします(>_<) (2018年5月13日 12時) (
レス) id: ba926d0a9d (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 更新待ってます！ (2018年5月8日 20時) (レス) id: f3797d31ae (このIDを非表示/違反報告)
もも - わかりました！待ってます(^^) (2018年4月11日 16時) (レス) id: d5d8a0239e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます(>_<)楽しみにしてくださってるのに更新できずごめんなさい(/_;)頑張って更新するので待っててくださると嬉しいです(/_;) (2018年4月9日 4時) (レス) id: ba926d0a9d (このIDを非表示/違反報告)
もも - 更新よろしくお願いします！楽しみに待っています。 (2018年4月5日 15時) (レス) id: d5d8a0239e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2018年2月28日 22時
