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あなたside
理解が追い付かない私をよそに、
村上さんは話し続ける。
村「…"予約空いてる日確認して
連絡するから"
って連絡先聞いたのも…
そんなん、カルテに登録してある
電話番号見て、歯医者の電話から
電話すればいいだけの話やろ。
けど…個人的に連絡先交換できる
チャンスやと思うてん。」
「…っ…」
確かに…そう言われればそうだ。
でも、あの時私は
連絡先を聞かれたことに
少しも違和感も疑いも持たなかった…。
村「…俺な、
普段はLINEのやりとりなんて
ようせえへんねん。
必要最低限の会話しか。」
「えっ…」
…じゃあ、どうして私とは
くだらないやりとりをずっと続けて
くれてたの？
会話が終わりそうになっても、
また新しい話題を作ってくれるのは
いつも村上さんの方からだったのに…。
村「…Aさんとのやりとりは
途切れさせたない、って思うた。」
「…っ…」
村「予約の時間…
いっつも午前中の最後の枠やったろ。」
「はい…」
村「あの時間にするとなぁ、
次の予約の人おらんから
ゆっくりできんねん。
それに、昼休み前やから…
治療が終わった後は
大抵二人きりになれる。」
"あの時間ばっかやったのは
ちゃんと意味あったんやで？"って…。
まさか、あの時間は
私のために予約空けておいてくれてたの…？
村「それをなぁ、お前は
"この時間って
予約入れる人少ないんですか？"
なんて言いよってからに…(笑)」
「…っ…」
村「…まぁ、ただの俺の
自己満足なんやけどな(笑)」
「そんなこと…っ…」
私も、同じ事思ってたもん…
村上さんと二人になれる時間が
嬉しいなぁって…。
村「今日やって
Aさんへのご褒美って言うたけど…
正直、それはデートに誘う口実いうか…
そう言えば断られへんかなって…
ほんまはずるいし、
デートのお誘いも堂々とできないような
弱い人間なんですわ(笑)」
「そんなっ…
全然、そんな風には思わないです…！」
そんなこと、絶対ないのに…。
村「…どうや。」
「へっ…な、なにがですか…？」
村「ここまで言うても分からへんの？」
「…分かるって、何が…」
だって、そんなの…
まるで村上さんが私のこと好きって
言ってるみたいじゃん…っ…。
村「はぁ……うん、せやな。
ちゃんと言わな伝わらへんよな。」
村「…Aさん。
俺、詩ちゃんの新しいパパに
立候補してもええかな？」
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき - このお話は続編書く予定ありますか？続きが読んでみたいです！！ (2019年12月6日 5時) (
レス) id: 01c718ac19 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» なんもです！！！ はい！！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ひろみさん» お返事遅くなり申し訳ありません;;ヒナちゃん担さんに楽しんでもらえて安心しました(*´-`)笑 最後までお読みいただき、ありがとうございました！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - Aiさん» お返事遅くなり申し訳ありません(>_<)紫さんのお話私も楽しく書かせていたので、きゅんきゅんしていただけて嬉しいです！最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^) (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 私、マルひな担なので、このお話ほんとにキュン死するかと思いました…… (2019年11月11日 7時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年8月25日 20時
