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あなたside
村「…それは、嫌な思いしましたね。」
「えっ…」
村「詩ちゃんは…4歳ですか。
子供なんやから、泣くのは当たり前やし。
それをいかに怖がらせへんように
診察、治療するかは、こちらの仕事です。
泣いとるから言うて
診察を断ってええ理由になんてならへん。
どこの歯科か分からへんけど、
代わりに謝りますわ。」
すいませんでした、って
頭を下げる村上先生。
「いやいやっ…あのっ…そんなっ…(汗
頭あげてください…！」
まだ会って数分だけど…
すごく真面目で、優しくて、
誠実な人なんだろうな、って分かる。
「私が泣き止ませられないのが悪いんです…
"お母さん、もっとしっかりしてください"
って言われちゃいましたし…」
村「そんなことないですよ！
やってほら…詩ちゃん、今は
お母さんの膝の上で落ち着いてますやん。」
「…っ…」
村「お子さんにとっては
お母さんって一番安心できる存在なんです。
やから、傍にいてあげるだけで十分。
ちゃんと、役目を果たしてますよ？
せやから、自分のこと
責めんといてくださいね。」
「…っ…ありがとう、ございます…」
…あれ？
何だか、詩じゃなくて私が励まされてる…。
村「…幼稚園からの治療勧告見ましたけど、
虫歯は初期のものみたいですね。
痛みとかは訴えてなかったですか？」
「特に…私は、気付きませんでした。」
村「おそらく、急を要するような
状態やないと思いますんで…
少しずつ、歯医者さんに慣れるところから
始めていきましょか。」
「はい…よろしくお願いします。」
詩「ぐすっ…(泣)」ﾁﾗｯ
村上先生と話してると、
先生のことが気になるのか
チラチラ見出した詩。
村「おっ…何で顔見せてくれへんねん(笑)」
でも先生が顔を覗き込もうとすると
また私の胸に顔をうずめて…。
多分、村上先生に興味はあるんだと思う。
けど、怖いとか恥ずかしいとか…
もともと人見知りな性格もあって、
なかなか素直になれないんだ。
「詩〜すっごく優しそうな先生だよ？
全然怖くない。ね？」
詩「んーんっ…(泣)」
膝の上の詩を
無理やり先生の方に向かせてみても
やっぱりすぐ顔を隠しちゃう。
村「詩ちゃん〜
ママと先生、もうお友達になったで？」
「えっ…」
詩「ぐすっ……おともだち…？(泣)」
友達…？って思ったけど、
ここは村上先生に任せよう…。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき - このお話は続編書く予定ありますか？続きが読んでみたいです！！ (2019年12月6日 5時) (
レス) id: 01c718ac19 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» なんもです！！！ はい！！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ひろみさん» お返事遅くなり申し訳ありません;;ヒナちゃん担さんに楽しんでもらえて安心しました(*´-`)笑 最後までお読みいただき、ありがとうございました！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - Aiさん» お返事遅くなり申し訳ありません(>_<)紫さんのお話私も楽しく書かせていたので、きゅんきゅんしていただけて嬉しいです！最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^) (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 私、マルひな担なので、このお話ほんとにキュン死するかと思いました…… (2019年11月11日 7時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年8月25日 20時
