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あなたside
村「ほな始めていきますね。
詩ちゃん、大きくあーんやで^^」
村上先生はこの前やったように
鏡と風が出る機械を使って
軽く診察したあと、
歯を削る道具へと持ち変えた。
村「今から大きい音するけど、
大丈夫やからね。
頑張ってお口開けててなぁ…」ｷｭｲｰﾝ
「…っ…」
…この音は、私も苦手だ。
近くで聞くと、
私も歯が痛いような気がしてくる…。
詩「んんっ…やぁっ…(涙)」
村「大丈夫大丈夫、動かんといてな〜」
村上先生は器用に詩の顔を抑えながら
治療していく。
詩「んっ…ふっ…うぇ…っ…(泣)」
「頑張れ…っ…」
削り始めてすぐに、案の定泣き始める詩。
それでも村上先生が
手を止める様子はなくて…。
村「上手やで〜偉いなぁ、詩ちゃん。
虫歯さん小さくなってきてるからな〜」
詩「んんっ…けほっ…やぁ〜っ!!(泣)」
「詩〜大丈夫大丈夫っ…(撫」
初めはこらえるように
静かに泣いていたけど
途中からは絶叫、大泣き…。
村「詩ちゃん、痛いかー？」
詩「うわぁぁぁんっ!!やぁーっ!!(泣)」
村上先生の質問も耳に届いてないみたいで…。
村「…今から麻酔するのもあれですし、
このまま最後まで終わらせちゃいますね？
もう少しで終わりやから…」
「分かりました…すいません…」
村「詩ちゃーん
あと10数えたら終わるで！
いーち、にーい、さーん……」
詩「げほっ…げほっ…んやぁーっ!!(泣)」
…歯医者さんの10秒は
すごくゆっくりで長い。
村「ろーく、しーち、はーち……」
詩「ひっく…うえぇぇぇんっ!!(泣)」
村「きゅーーーう、じゅーーー…
よし！終わりやで！！
イス起こすからなぁ〜」
詩「んぐっ…ふえぇぇんっ…(泣)」
「頑張った頑張った…偉かったねぇ…っ(撫」
詩を慰めつつ、
チラッと村上先生を見ると
何だかすごく悲しげな表情。
「…村上先生？」
村「あぁ、すんません…。
結局こんなに泣かせてもうて…
ごめんなぁ、詩ちゃん。痛かったか？」
詩「ぐすっ…(泣)」ﾌﾙﾌﾙ
村「…じゃあ怖かったかな？」
詩「んっ…(泣)」ｺｸﾝ
村「そうか…
ごめんな、怖い思いさせて…(撫」
「…村上先生は、
詩のためにできる限りのこと…
いいえ、それ以上のことをしてくれました。
村上先生じゃなかったら…
こんなに頑張れてないと思います。」
だから、そんな顔しないで…。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき - このお話は続編書く予定ありますか？続きが読んでみたいです！！ (2019年12月6日 5時) (
レス) id: 01c718ac19 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» なんもです！！！ はい！！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ひろみさん» お返事遅くなり申し訳ありません;;ヒナちゃん担さんに楽しんでもらえて安心しました(*´-`)笑 最後までお読みいただき、ありがとうございました！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - Aiさん» お返事遅くなり申し訳ありません(>_<)紫さんのお話私も楽しく書かせていたので、きゅんきゅんしていただけて嬉しいです！最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^) (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 私、マルひな担なので、このお話ほんとにキュン死するかと思いました…… (2019年11月11日 7時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年8月25日 20時
