○ ページ37
あなたside
安「手術も麻酔も安全にできるで？
放っておいても、何もええことあらへん。
おれが最後まで責任もって治療するし…な？」
「ん…(涙)」
うつむいて何も言えなくなった私に
安くんは相変わらず私の手を握ったまま、
顔を覗き込むようにして語りかけてくる。
安「それに……」
「…っ…まだ、何かあるの…？(涙)」
もしかして、子宮筋腫の他にも
病気が見つかったのかなって不安になる。
安「…今からもういっこ、
大事な話するな？」
「…っ…な、なに…？(涙)」
安「……高校生の時、
おれはAちゃんのことが好きでした。」
「……へ…？(涙)」
安「…入学式の日に、一目惚れしてん。」
「…う、うそ…っ…(涙)」
安「嘘ちゃうよお(笑)
でも…おれ、自分の気持ち
Aちゃんに伝わっとるやろ、って
なぜか勘違いしとって…
ちゃんと、言葉にせーへんと
伝わるはずなんてないのにね。
気付いたら、二年生になって
クラス離ればなれになってもーて…
Aちゃんに気持ち伝えられへんまま
卒業してもーた。」
「…っ…(涙)」
安「やから…この前、健診センターで
Aちゃんに再会したときは
ほんまに運命やと思った。
高校卒業してから
何年も経ってもうたけど…
やっぱりおれ、
Aちゃんが好きやねん。」
"…こんなとこで
言うつもりやなかってんけどね(笑)"
って困ったように笑ってる安くん。
安「…さっき、
"Aちゃんにはこの先、
結婚して子供産んで…っていう
素敵な将来がある"って言うたけど、
その将来がおれとのやったらええなぁ、
って心の中では思ったりしててん。
…っあー、はず…何言うてるんやろ…//
こんなん、おれめっちゃ自分勝手やんなぁ…」
カッコいい顔、って思ったら
顔を真っ赤にして照れたり、
突然子犬みたいにシュンとしたり。
コロコロ変わる安くんの表情に
胸がきゅっと苦しくなる。
「わたしも…」
安「ん？」
「わたしも、高校生のとき…
安くんが好き、でした…っ…//(涙)」
そんなこと言われたら、
今まで封印してきた私の気持ち…
伝えるしかなくなるじゃん…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - yasu.sさん» ありがとうございます！これからも引き続き読んでいただけたら嬉しいです(*^-^*)！ (2019年8月31日 22時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
yasu.s(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» これからもお話し楽しみにしてます！ (2019年8月28日 1時) (レス) id: adfd998a3a (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - araara0621さん» お読みいただきありがとうございました！私の中では公開した2つのお話はもう完結していて、今のところ続編を書く予定はないです…ごめんなさい(;_;)ぜひ移行先の村上先生のお話も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2019年8月27日 21時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
araara0621(プロフ) - れるのをめっちゃ楽しみにしてました！また読ませてもらいます！安田章大さんの話もっと色々見てみたいです！勝手なこと言ってすみません！でもゆず丸さんの話はどれもだいすきです！ (2019年8月26日 1時) (レス) id: adfd998a3a (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 琴子さん、お久しぶりです！ボードの方に返信入れましたので確認お願いします〜(><) (2019年8月24日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年7月3日 20時
