星詠みの巫女は太陽と共に【炭治郎夢】ーpart8ー

★映画感想&考察　２★ ページ14

推しのお話はこの辺で一旦置いておいて、やっぱりメインは煉獄さんですね。


煉獄さんの夢、柱になる報告を父にする場面から始まります。個人的に、煉獄父が酒乱になり無気力になったのは、やはり愛する奥様(瑠火さん)を亡くされたのがきっかけなのかなーと思いますが..ほかにも原因ありそうですね。

息子が柱になる事、あまり喜んでませんでした。それは、【柱になってもいい事はない】と思ってたのかもしれません。
それでも兄弟手を取り合って頑張って生きていこうと誓い合う様、もうここで涙腺崩壊です。


煉獄さんの信念は、母譲りだったのですかね。あえて瑠火さんは厳しく子供を育てていたのかもしれませんが、それと同じく愛情にも溢れてて素晴らしいお母様でした。
まだ幼い煉獄さんを瑠火さんが抱き締めていた時、彼の瞳が潤んでいたのが個人的にグッと来ました。
もう長くないと聞いて温もりに触れた時、母が遠くへ行ってしまうかもとようやく実感したのでしょうね。
病死だなんて、辛すぎる。



あかざ戦では鬼と煉獄さんの一騎討ち。
炭治郎達が立ち入る隙すらない圧倒的な次元の戦いでした。でも、やはり生身と鬼の体とでは持久戦では人間が不利。
それでも、彼もまた己の信念(母の教え)の元、体に限界が来ても刀を離さず戦い続けました。


多分ですが、この時既に煉獄さんはこの鬼に勝とうとは思ってなかったと思います。
一体一では勝てない相手、或いは煉獄さんも魘夢戦で少なからず体を酷使してましたし、万全の状態で無ければ難しいだろうと判断して、あかざを(夜明けまで足止め)させる為に自分に引きつけてたのかな。


引きつけてたのは、最初にあかざが手負いの炭治郎を狙った事もあるかも。
とにかく、ここにいる全員を守らなければいけない、この場で守れるのは【俺だけ】だ。
それが柱として、煉獄家に生を授かった長兄としての責務だと思ったのでしょうか。



最期、炭治郎を側に呼んで伝えていた言葉は、この誇りを後世へ繋いでいって欲しい、お前達に託そうという意味があったのかな。
炭治郎は真面目だから、きっとこのままだとこの子は自分が死んだのは自分のせいだと己を非難し続けると思ったのかも。
そうじゃないんだと、これで良かったのだと、今より先の未来をどう生きるかが大事だから、君達は前を向きなさい。そう教えたかったのかもしれません。
本当に素晴らしい方です。彼は立派に責務を全うしました。もう何回でも映画見たい。


↓以降、本編戻ります

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