午前三時の躊躇い傷 ページ2
「え、なに？ 私なんか変なこと言った？」
伊沢はじっと私を見つめていたが、不意に氷のように冷たい目で私を射抜いた。
「もういい」
そして、私の腕を乱暴に掴むとソファーから下ろし、向かいのベッドに放り投げた。
「そっちがその気なら、こっちにも考えがある」
あまりの伊沢の変わりように私は混乱し、頭が真っ白になる。
少なくとも伊沢は、人の、それも女性の身体に断りなく触れる人間じゃない。
相手の意志を尊重するし、言葉によるコミュニケーションを怠らない人で……
ベッドから伊沢のシャンプーの匂いがして、私はゆるゆると現実を理解し始める。
「こっちがどれだけ我慢していたか、お前、少しでも想像したことあるの」
苦悩の表情を浮かべ、涙を零しそうな伊沢が、私の腕を強く掴む。
ブラウスにかけられた指を、私は拒絶することができない。
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ななほし(プロフ) - *ゆ う*さん» ご連絡ありがとうございます。申し訳ありません、お名前は水内碧（みずうちあお）で固定となっております。名前変更に対応しましたら、別途お知らせさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。mm (2021年1月24日 2時) (
レス) id: d363622c09 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆ う*(プロフ) - すみません、名前等は固定ですか？もし私の手違いでしたら申し訳ありません。 (2021年1月23日 16時) (レス) id: 0fa02a4fcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななほし | 作成日時：2021年1月21日 19時
