【QK】あの子と、夢見がちな日々【izw】 (ページ8)

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◎ゆるくいこうよ- 8 ページ8

「顔見知り程度だけど……？」
「そう？」

焦る俺に、須貝は少し声を落とすと言った。

「だったらいいけど、気をつけなね」

＊

パソコンを眺めながら、今日の須貝の言葉の意味を考える。
あれは一体どういうことだったのだろう。
ぼんやりしていると、ポンと肩を叩かれた。

「伊沢くんじゃん。どうしたの？」

またもや偶然か。頭を悩ませている張本人の水内が、俺を不思議そうに見ていた。
なにしてるの、と何の気なしに泳がせた水内の視線が、ふと俺のタイピング中のパソコンの方に流れ、一部分にフォーカスすると固まる。

「……須貝……？」
「え？」

須貝、須貝って言ったか？

「水内、須貝さんのこと知ってるの？」
「…………うーん……」

水内は困ったような顔で、俺とパソコンを交互に見る。
うーーーん、いやでも、もしかすると……とぶつぶつ言った後、恐る恐るというように俺に向かい、質問をした。

「伊沢くんって、もしかしてクイズ研究会の人？」