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10.甘えてんのか ページ12

Aside


『ごちそうさまでした、さっきは変なこと言ってすみません……』

ま「い、いえ!全然……、あ、あの僕片付けしておくんでお風呂行ってきちゃってください!」

『あ、いや……』

ま「最後までやらせてください、及川さん」

そういってまた私に笑いかける。暴力的すぎるって……

お言葉に甘えて、入浴させてもらうことにした。

湯船につかっていても頭の中は相川さんのことしかなかった

彼は私をどんな風に見てくれてるのだろう。少しでも恋愛対象には含まれるのか?

子供いるからそうは見れないって思ってるのかな……

プラスとマイナスの思考が入り乱れる。

ま「あ、あのー、及川さーん?生きてます?」

『え、あ、はいっ!』

ま「あ、よかった。なんか30分とか何も聞こえてこなかったんで……」

そんなに経っていたのか。早く上がろ


『相川さーん?って帰っちゃったかな、』

リビングに向かって声をかけてみるが、応答がない

とりあえず、落ち着こうと思いソファに向かう。

『あ、』

そこにはうつらうつらとしている相川さんが座っていた。

『あのー、起きてください』

ま「ふぇっ?お、及川さん……ごめんなさいちょっと寝ちゃってました……」

立ったまま後ろから声をかけるとすぐに目を覚ます。そしてあたふたする彼を見てクスリと笑ってしまった

『今日は本当にありがとうございました、相川さんがいろいろしてくれたおかげで助かりました』

ま「そ、そういわれると恥ずかしいな……」

『そうですか……?』

2人して顔を背けて黙り込む。

ま「え、えーと、僕帰りますね……」

『あ、あの……』

ま「どうかしました?」

私は立ち上がった相川さんを抱きしめた

ま「お、及川さん!?」

明らかに動揺している。でもここまで来たら引き返せない。なるべく顔をあげないようにそっと声を発する

『……真冬さんって呼んでいいですか?』

ま「……はい。Aさん?」

そういって抱きしめ返してくる真冬さん。

この歳になってこんなドキドキすることまだあるんだな

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4千hitと評価31票ありがとうございました!

11.思い切る→←おそらく通知がうるさいでしょう



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ぺるはむ - 乘肄さん» ありがとうございます!絵文字可愛いっすねww (2020年5月4日 18時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
乘肄 - 完結おめでとうございます∩(・▽・)∩パチパチパチパチ (2020年5月4日 18時) (レス) id: 07acb83777 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ゆゆさん» ありがとうございます!いつも読んでいる方からそのようなお言葉をいただけて嬉しいです! (2020年4月19日 21時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ぺるはむさーん!!完結おめでとうございます!めちゃめちゃ面白かったです!! (2020年4月19日 21時) (レス) id: 689f20101f (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ふゆなさん» さんきゅー、いつも誤字チェックしてくれてありがとう (2020年4月19日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/  
作成日時:2020年3月14日 19時

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