✴︎続き ページ26
ないこがそれを聞くとりうらは少し恥ずかしそうにしてそっぽを向く。
「一つは…、この学校が髪色自由だったから。ほら、俺って赤いでしょ、髪。これは不良だから染めてるって思われるんだけどガチの地毛なんだよね。たまたまこの学校のそばを通ったら会長さんと確かアニキ？って呼ばれてる人が目の前を通っていたの。特に先生になんか言われてる様子もないし、ピンクとか黄色のグラデとかでもいい高校なんだって思った。」
「アニキ…ああ、この学校の去年の生徒会長だよ。今でも尊敬してる。」
りうらはそれを特に気にする様子もなく、理由を話し続ける。
「二つ目は………」
そこで、さらにちょっと下を向く。
「この学校、ひよこ飼ってたから。」
二つ目の理由は予想してなかったようで、驚いた顔をするないこ。
それでも、彼は思った。
「(…りうらは、普通に正義感が強くて、動物が好きなだけの男子で、不良ってのは周りが決めつけてるのかも。この学校は、そんなことしないから大丈夫だよ)」
それと同時に、先程の赤らめた顔を見た瞬間、彼は恋に落ちた。
かわいい、抱きしめてあげたい。そう思うが、我慢する。距離を縮めるのが先だ。
……なるほど、似たもの同士なのだろう。
実は、りうらも同じことを考えていたようだ。
世間の目を通さず、ありのままを見つめてくれた会長。
どうしても、好きになってしまう。
さっきよりも真っ赤になってしまった顔を手で隠し、教室に向かう。
「……ありがと、ないこさん。バイバイ。」
「うん、またね。」
今はこれだけのやり取りだけど、いつか、きっと__________
2人の一途な思いが一致した瞬間だった。
新入生と生徒会長が入学式をサボったことで、校長に怒られたのはまた別のお話。
「……さて！君の処分も決めないとね、田山くん？動物を傷つけた罪は重いよ？」
「あ、忘れてなかったんですか…」
「ん？もちろんだよ？」
男子生徒…田山(モブ)は入学式初日から悪夢を見たという……
〜fin〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おまけ
「で、行事はもうこれからサボんないでね？ないこたんとりうちゃん？」
「はい…すいませんいふ校長…」
「ねえないくん…(くん呼びになった)この人、いきなりりうちゃんって…」
「ああ…この人は距離感がバグりすぎている校長だから。これが通常運転。」
「この学校大丈夫？」
「……たぶん。」
お買い物：子供組(イメ画あり)→←✴︎生徒会長×不良パロ:赤組
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北条ひかり@推し曲歌詞覚え中(プロフ) - soraさん» 何されたんでしょうねぇ…(((( (2022年11月25日 16時) (
レス) @page49 id: 98e6601380 (このIDを非表示/違反報告)
sora - まろちゃん！悠くんに何されたの！？めっちゃ気になる！！ (2022年11月25日 11時) (レス) @page48 id: 0e14ee71c0 (このIDを非表示/違反報告)
北条ひかり@推し曲歌詞覚え中(プロフ) - すずね@草さん» おっけいでぇ〜す！ (2022年11月22日 15時) (レス) id: 98e6601380 (このIDを非表示/違反報告)
すずね@草 - そうゆう感じでお願いしまぁーす！！ (2022年11月22日 8時) (レス) id: d3ec05e6b7 (このIDを非表示/違反報告)
北条ひかり@推し曲歌詞覚え中(プロフ) - 夢猫 《ねむっさん» 語彙力全然あるよ！コラボ…時間できたらやろ！((私は今この作品で手一杯なのだ！(*^▽^*)そうね〜、色々落ち着いたらぜひぜひ！うん、頑張ってこうね！ (2022年11月21日 20時) (レス) id: 98e6601380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北条ひかり@誰かのサブ垢 | 作者ホームページ：Honon
作成日時：2022年10月3日 22時
