角笛 ページ40
「ふぅー！熱いし暑い！！」
やっぱり汗を流すっていいね！
さっきのイライラも大体消えたし！
でもここまで来たんだから叫ばなきゃね！
それにしても……
「いっつも思うけど、ここって一番危ない場所だよねぇ……」
1歩足を踏み外せば、マグマにドボン。
しかも崖も多いし。
「………でもそれがいいんだよねぇー！！」
このスリル感が堪らない！！
ブォーォオー
あっ、ボコボコが角笛吹いてる！
火山の麓の方で、ボコボコが角笛を吹いてる姿が見えた。
「よぉーっし！」
私はボコボコがいる所を目指して、砂の坂を全速力で掛け出した。
_
「やぁーっと……つい、たー……」
途中に休憩できる場所があるのはいいんだけど、足を滑らせてまた最初からーっていうのが何回かあって、今ようやっと着いたんだけど………
「よく頑張ったね自分！！！」
自分で自分を褒めずにはいられない。
でも帰る時はヒューって滑っていけばいいから楽なんだよね。
「よっこらせっと！」
息も大分整ってきたし、そろそろ角笛吹いてたボコボコの所行くか！
「あっ、お鍋してるー！」
よくもまぁこんなあっつい日に……
いや、オルディンはいつも暑いからいつやろうが関係ないね！
ボコボコ達は鍋の中に良く分からないものを入れてグツグツ煮ていた。
私に気付いて得体の知れない鍋を食べさせようとしてくれたけど、丁重にお断りした。
私、お腹弱いんだよねー………
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作者名：かび x他1人 | 作成日時：2018年4月1日 8時
