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ばんぱいあ! ページ39

ーふぁんたじっくですー

私の彼氏は、血を吸います。
でも、とっても紳士的で、優しい。
あと…ちょっと過保護です。

A「血、吸わなくていいの?」

洋「ふふ、いりません、私はあなたがいればそれで。」

A「うん、嘘つくのやめようね、頬こけてるよ…。」

洋「嘘じゃないです!!!」

元々白い肌なのに、血を吸ってないから生気がなくて
さらに真っ白になってる。

洋「Aの血なんて吸えません…」

A「んんん…じゃあ、私がご飯作るから!ご飯食べて!!」

洋「わかりました、それなら、頂かせていただきますね。」

A「うん!」

​───────

あんまりお料理は上手じゃないけど…
彼のために、頑張るの!!

A「…いてっ!」

洋「Aっ、あ…」

慌てて駆けつけてくれた彼が、私を見て硬直する。
私は、指を切ってしまっていた。

洋「っ、あ、待っ…てください…」

指から出る血を見て、彼は目を光らせている。
これは、チャンスだ!!

A「ねぇ、ほら。私の血、美味しいんでしょ、おいで?」

ここで押し切らないと!!

洋「だめ…だめです…」

下を向いて震えながらそう答える彼に近づいて、
目の前に指を差し出す。

洋「…後でごめんなさいって言ってもやめませんからね」

急に赤く光る目を私に向けて、私の指に勢いよく噛み付いた。

A「っ痛…」

ぴりっ、と
注射の時のような痛みを指先に感じたと思ったら、
優しい口の中の感触がすぐ押寄せる、
おしまいかと思ったら、血を吸われる感覚でくらっとする。
ずっとずっと、繰り返されて、身体が痺れてくる。

A「も、もういいんじゃ…だめ…?」

洋「足りない、足りないです」

身体が震えて、倒れそうになる。
後ろに体制を崩しても手を引いて、逃がしてくれない。

A「あ…あ、血なくなっちゃ…」

だんだん吸われる感覚に気持ち良さを感じてきた頃

洋「…っけぷ」

かわいい音と一緒に、口が離れた。
彼はいつも通りの瞳と、生気を取り戻した。
これでひとまず安心かな。

洋「あ…あわわ…あわわわわわ…ご、ごめんなさいごめんなさい!!!」

A「い、いいからいいから!」

ーばんぱいあ!ー

彼氏の特権→←悪ノリ


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馬由(プロフ) - 空さん» わーーーー!ありがとうございます!更新せずすみません!頑張ります! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 3005827cae (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!! (2020年6月21日 16時) (レス) id: 3e13b4f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 通りすがりのみりんさん» お返事遅れてすみません!!頑張らせていただきます!!!! (2018年10月27日 21時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのみりん - 更新頑張ってください! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 03b76dc7b9 (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - 花奈桜さん» ひゃー!ありがとうございます!非常に励みになります!!今後もよろしくお願い致します!! (2018年9月28日 23時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:馬由 | 作成日時:2018年3月30日 14時

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