【名前変換オリジナル】いろんなタイプの恋人とII

積極性 ページ20

ー年齢差あります。ー

A「私はかっこいいと思います、好きです。」

洋「え、いや…。ありがとうございます…。」

俺、洋は今、とても心拍数が高い。
何故なら。

A「私と、恋してみませんか！」

洋「ちょ、ちょっ、ちょっと待ってください…。」

俺が人生で受けてきたことのない積極性で
言い寄られているからだ。

ましてや、相手は、こんなに若くて可愛い子だ。

「ちょっ！！洋！！こんなに積極的グイグイ来てくれることないぞ！！」

「おい！！素直でいい子じゃねぇか！！」

俺の友達がやじを飛ばす。

洋「待って。どうしてそう思ったんですか…？」

A「もちろん今日突然急に、ってわけじゃないんです。前々から髪型素敵ですね。とか言ってましたよね！」

洋「うーん。言われてましたね。」

確かに随分目が合うなとか
随分こっちを見ているなとか
思うことはあったが…。

A「そういうことです。」

洋「いやどういう事ですか」

「ひゅーーー！！！」

「年の差婚だぜ！！！！！」

洋「う、うるせぇ…！！」

やじを飛ばしてる奴らを制止する。

A「だめですか…？」

そう言って見つめる目の前の女の子の
深い黒色の瞳に吸い込まれそうになった。

…冷静になろう。

洋「いや、歳。10歳くらい離れてますよ？」

A「そんなの関係ありません！！！愛です！！」

洋「あ、愛って…」

A「家事とか、なんか、もう、全部やります！！雇ってください！」

洋「雇うの！？？！」

彼女のあまりの勢いに
もう何が何だかわからなくなってきた。
混乱する。

A「どうですか！恋しませんか！？」

洋「…」

A「え、あ、やっぱりダメですかね…」

洋「………いや、なんか、良い気がしてきた」

混乱したのか、本心なのか、
そう思った。

「えええええ！、！！いいのかよ！！！うわぁああ！！」

やじを飛ばす声が遠くで聞こえる。

A「え、ほ、ほんとにいいんですか？」

洋「いいですよ」

A「ええっ。……」

目の前の女の子の顔は赤く染まってゆく

…うーん、俺これ、犯罪にならないかな…？


ー積極性ー

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