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私 side
そこから、お薬を落ち着かせるまで30分。
まだ、ちょっとしんどそうなともくんだけど、お腹が減ったみたいで、ん、ん、と声を出し、ご飯が食べたいことを教えてくれた。
「うんうん、ご飯しようね？ おかゆさんしようか？」
どうしようかな、と悩んだ結果、お風邪の定番おかゆさんにすることに。
ともくんは、ほどほどに柔らかいおかゆさんに、鮭フレークをかけるのが大好き。
それするー、っていうように、私の首にきゅっとする、ともくん。
ふんふん、はないきが当たってくすぐったい。笑
元気になってきてくれたのは嬉しいんだけどね、どいてくれないとママ、おかゆさん作れないんだ。笑
「…んっしょ、…せっかくお薬頑張れたお兄さんなのになぁ、甘えん坊ともくん再来だね？、」
こういう時のために、少し前まではおんぶ紐があったんだけど、もうともくんにはいらなくなってきたから、あげちゃったんだよね。
だから、ここで見ておいてね？、という意味で、抱っこしたともくんを、いつもの机に下ろす。
やっぱり今日はちょっと体温低めだから、もこもこ毛布をおひなさまみたいに巻いて。
そしたら、ちょっと寂しそうなともくんだったけど、私が料理を始めれば、覗き込んでウキウキし始めた。
楽しそうな顔をすると、ほっぺの変わったところにえくぼができるともくん。
だいきくんも同じようなところにあったような。
やっぱり仲がいいと似てくるのかな、と思ったり。
「はい、できました。 ともくん、お椅子に座ろうね？」
おひなさま巻きを外して、ともくんを子供椅子に座らせる。
そして、食卓におかゆさんを持ってきてから、鮭フレークをちらして。
これぐらいかな、と思ってスプーンを離したら、もっと、っていうように伸びてくる、お手手。笑
あんまり乗っけたら塩っ辛すぎちゃうからね？
だから、足してあげるけどちょびっとだけ。
もっとほしかったのになぁ、って言うように、くちびるを、むぅ、と出すけど、もうこれ以上は足しませんよーだ。笑
「はい、お手手を合わせて、いただきまーす。」
まだころんとスプーンを落としちゃったりしたけど、注いだ分は全部食べられた、ともくん。
おかげで次の日にはまた、元気いっぱい学校に行けましたとさ。
(END)
終わり
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すぴん(プロフ) - まだまだ続きがあるとのこと、大好きなお話がまた読めるのは嬉しいです！完結までマイペース頑張ってください。楽しみ応援しています(^^) (2018年10月23日 15時) (
レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 終わってしまうんですね...この作品大好きです！新作も楽しみにしています！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: 43623a3210 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - お話が終わってしまうのは寂しいです。このお話好きでした。また、七不思議さんのお話楽しみにしていますね！ (2018年10月21日 14時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜きりかみ寄りのきりかみじゅん担(プロフ) - ともくんの優しい心や、周りの人の配慮に触れられるこの作品、大好きです！私もともくんみたいになりたいなーって(*´∇｀*)これからも楽しみにしています！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭丸(プロフ) - 番外編でのんちゃんのお話も書いて欲しいです！ (2018年9月29日 18時) (レス) id: ec8e103f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2018年8月12日 13時
