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照史先生 side
「あれ？ ともくん、もう机の下はいきません、ってお約束しやんかったっけ？」
でも、ここは就労準備型の放デイ。
働くようになったら誰も机の下には行かないよね？、と言って、今はどうにかともくんをお気に入りの場所から卒業させることに力を入れている。
「……おやくそく、」
「ん、お約束。 あっくん先生とお約束したよな？」
お約束したことはしっかりと覚えている、ともくん。
けど、本当に机の下とか、隅っことかの空間が大好きで正直まだまだ卒業できそうにないのが今の状況。
いや、とは言わないけど、いや、って顔にめっちゃ書いてる。笑
三角座りをした膝に顔を埋めて、鼻をくんくん。
うん、今日もダメそうや。笑
「あっくんせんせーっ、！ んっ、んっ、」
「はい、のんちゃん落ち着きますよー？ 大丈夫大丈夫、上手に書けてるからな？」
まずはのんちゃんの宿題を見る。
のんちゃんが誘ってくれれば、なんとか机の下からは出られるようになったから。
「はい、のんちゃん宿題おしまい！ よく頑張りました！」
「ん！ のん、あんばったよお！ ともくーん！ のん、あんばったあ！」
「……のんちゃん、しゅくだい、おしまい、」
ほら、のそのそと机の下から出てきた。
のんちゃんとしっかり手を握って、そして、工作キットコーナーに手をかける。
高校1年生と2年生の2人。
でも、可愛いなあ、って今日も俺の癒しや。
..「照史先生、連絡帳チェックお願いしてもいいですか？」
「あ、はい！ もちろんです！」
そして、みんなでおやつ作りをしておやつを食べて、時間が来たらさようなら。
バス組のともくんに比べて、お迎え組ののんちゃん。
イケメンの兄ちゃんと手を繋いで、今日も笑顔で帰って行った。
その後に、ともくんを含めるバス組を近くのバス停まで見送る。
「ともくん、さようなら！」
「………さよ、なら、」
相変わらずクリクリな目を、相変わらず合わせてくれずに。笑
ハイタッチはしっかりできるようになった。
パチン、と音を立てて、そのあとはすぐに自分のお気に入りの服の生地を触る。
えーっと、手拭かれてます？笑
そんな疑問もありながら、見えなくなるまで手を振った。
(NEXT)
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すぴん(プロフ) - まだまだ続きがあるとのこと、大好きなお話がまた読めるのは嬉しいです！完結までマイペース頑張ってください。楽しみ応援しています(^^) (2018年10月23日 15時) (
レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 終わってしまうんですね...この作品大好きです！新作も楽しみにしています！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: 43623a3210 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - お話が終わってしまうのは寂しいです。このお話好きでした。また、七不思議さんのお話楽しみにしていますね！ (2018年10月21日 14時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜きりかみ寄りのきりかみじゅん担(プロフ) - ともくんの優しい心や、周りの人の配慮に触れられるこの作品、大好きです！私もともくんみたいになりたいなーって(*´∇｀*)これからも楽しみにしています！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭丸(プロフ) - 番外編でのんちゃんのお話も書いて欲しいです！ (2018年9月29日 18時) (レス) id: ec8e103f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2018年8月12日 13時
