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石橋は本当によくできた後輩で
男まみれのこの世界
カメラが止まったら
舞台からはけたら
私のことをきちんと女の子扱いしてくれて
私の些細な変化にも気付いて
誰よりも先に気づいて
助けてくれたり
優しさをくれる
石「俺が川西さんを超えるから。塗り替えて見せるから。」
思い返せば
石橋が私が好きだと
思い当たる節は多々あって
私を先輩としてだけでなく
1人の女として
慕って好きでいてくれたのだと
「、、、なに馬鹿言ってるの。」
石「俺本気ですから。」
「石橋が傷つくだけだよ。」
石「それでもいいんです。」
唇に感じた温もり
キスされていると気づくまでに
時間はかからなかった
「んんっ、、」
その胸板を強く押し返せばいいのに
深くなるキスに飲み込まれ
重なった手を握り返した
石「俺のこと利用してください。」
「でも、、」
石「たまには甘えてください。俺だって後輩である前に、1人の男ですから。」
もう一度近づいてくる唇を拒めないのは
酷く弱った心に
深くついた傷跡にしみたから
この温かい唇が
全ての傷を包み込んでくれる気がしたから
「甘えても、、いいの？」
石「好きです。」
気がついたときには
自ら手を伸ばし
その頬に触れていた
「りょう、、だい、、、抱いてっ、、」
石「っ、、、そんな煽らないでください。」
「お願い、、」
石「忘れさせるから、、、Aっ、、」
後輩の優しさに
その好意に甘えた
この選択が石橋を傷つけることなんて
容易に分かったことなのに
私は先輩としてではなく
1人の女の子として
自分を守ることを選んだのだ
「遼大っ、、、私っ、、」
石「いいから黙って、、。」
その行為から感じる石橋の想いに
ボロボロと溢れた涙は
大きく温かい石橋の手に拭われた
石「好きっ、、好きだからっ、、」
その言葉を聞くたびに
何度も過ぎる賢志郎の顔
「ごめんね、、ごめん遼大っ、、」
私はその言葉に涙を流し
謝罪を口にし
「愛してっ、、、」
自分勝手な欲と
温もりを欲した唇を
ぶつける事しかできなかったのだ
石「好きですっ、、」
自分が寂しい人間だなんて
哀れな人間だなんて
一度も思ったことはない
思ったことなんてない
ただ、感じるだけだ
恋煩い〜Ishibashi→←感じるだけ〜Ishibashi
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なち(プロフ) - あくりるうぉーたーさん» あくりるうぉーたー様。ありがとうございます！感想とても嬉しいです！いつもご覧頂き誠に有難う御座います。感想とても励みになります！これからもよろしくお願い致します！ (2020年9月9日 9時) (
レス) id: 53910307d8 (このIDを非表示/違反報告)
あくりるうぉーたー(プロフ) - 突然失礼します、、！いつもいつもにやにやしながら()見させてもらってるんですが、今回のお話がツボすぎて思わず、、笑もう、最高でした、、薬漬けにされちゃうのめちゃくちゃ好きですいつも見てますこれからも楽しみにしてます！ (2020年9月9日 1時) (レス) id: 3d02122e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2020年8月31日 18時
