キスマーク〜Ishibashi ページ23
「あ〜楽しかった！やっぱり四千頭身との収録は楽しい！」
石「ん、そうだね。」
収録の帰り
彼氏である遼大といつもの道を歩く
「そうだ、明日亜生さんにご飯誘われたから行ってくるね。」
石「また亜生さん？」
「うん、新しい猫ちゃんがきたから会いに行くの！」
石「ふーん。」
束縛
そんな言葉とは無縁の私たち
先輩の男芸人さんサシで飲みに行くこともあるし
遼大も女友達と遊びに行ったり
お互い縛られず自由に
それが心地よくて楽だ
「お先に〜」
石「ん、俺も入ってくる。」
お風呂上りソファーに腰掛ける
今日の収録は楽しかったけれど
大きな声を出して動き回れば疲れるもので
石「A。」
「ん、、？」
気が付いた時には
お風呂上りの遼大に包み込まれていた
「あれ、私寝てた。」
石「ねえ、A((prrrr…
Prrrr…
遼大の言葉を遮るようになった着信
テーブルに置かれた私のケータイの画面
表示される亜生さんの名前
「こんな時間にどうしたんだろ。」
伸ばした手を遮り
私の身体を押し倒したのは
まぎれもなく遼大で
「んっ、、」
乱暴で冷たいキスが
何度も何度も注がれる
脳がクラクラとするのは
酸素が薄れていくからなのか
感じたことのないキスのせいなのか
「ちょっ、遼大！」
いとも簡単に忍び込んだ手
胸に感じる解放感
鳴り響いた着信は
気が付いた時には消えていた
「ねえ待って、どうしたの！」
乱暴にはがれる服
抵抗しても敵わない強い力
遼大が男であることを感じさせる
「キャッ」
軽々と持ち上げられた身体は
乱暴にベットへと放り投げられた
「痛っ、、ねえ遼大！」
ようやく交わった視線
いままで見たことのない
冷酷な目
初めて抱く恐怖心
「お願い、、やめて、、」
私の声は届かない
石「ねえ。」
鉛のように重たくなった身体
今までに感じたことのない身体中の痛み
石「本当の俺を知ったら、Aは俺を愛してくれなくなる？」
「本当の、、遼大？」
まるで別人格のよう
私の知っている温かい目をした
優しい遼大はもういない
「っ！！」
ゆっくり吸い付く唇
そのたびに咲き乱れる真っ赤な華
首筋
石「執着。」
胸元
石「所有。」
腰
石「束縛。」
太腿
石「支配。」
脛
石「服従。」
足の甲
石「隷属。」
1つ1つに込められた意味
石「これが本当の俺。」
私はこれら
この深く重たい愛を
受け止めていくしかないのだろうか
歪んでいるこの愛を
受け止めることが出来るのだろうか
石「ねえ、、、こんな俺を愛して？」
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なち(プロフ) - あくりるうぉーたーさん» あくりるうぉーたー様。ありがとうございます！感想とても嬉しいです！いつもご覧頂き誠に有難う御座います。感想とても励みになります！これからもよろしくお願い致します！ (2020年9月9日 9時) (
レス) id: 53910307d8 (このIDを非表示/違反報告)
あくりるうぉーたー(プロフ) - 突然失礼します、、！いつもいつもにやにやしながら()見させてもらってるんですが、今回のお話がツボすぎて思わず、、笑もう、最高でした、、薬漬けにされちゃうのめちゃくちゃ好きですいつも見てますこれからも楽しみにしてます！ (2020年9月9日 1時) (レス) id: 3d02122e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2020年8月31日 18時
