不思議な関係�供�Ishibashi ページ23
石橋side
こんがりとしたトーストの香りと
香ばしいコーヒーの香り
腕の中の温もりは消え
一人で寝るには広すぎるベッドの隅
いやきっと、本来は一人で丁度良いのだろう
「遼大、ご飯できたよ。」
石「はーい。」
小さなテーブルで朝食を口にする
いつからか当たり前となったこの日々も
よくよく考えると不思議なもので
もしAに好きな人や恋人が出来たら、
すぐにでも終わってしまうもので
そんなことを考え出すと
眠そうな顔でパンを頬張るこの表情を
見ることが出来るのは最後なのかもしれないと
不安ばかりが押し寄せる
石「いってきます。」
「いってらっしゃい。行ってきます。」
石「ん、いってらっしゃい。」
俺と反対方向に歩みだすその背中を
無意識にも振り返り
見つめていた
でもよくテレビやラジオで話しているように
恋人が欲しいとは思わない
Aと付き合いたいわけではない
好きかと聞かれれば答えはもちろんイエスだが、
それは恋としてではない。
愛ではあるが、恋ではない、、、。
なんだか拓実の名言風でいやだな。
でもそんな感情
彼氏でもないのに
Aに恋人ができないでほしいと願い
日々を共に過ごし
これからもこの日々が続けと願う俺は
わがままでズルい
不思議な俺たちの関係
いつ終わるかわからない
そんな不安に襲われる日々が苦しく
この不安を解消したい
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なち(プロフ) - 加賀*玲望魅(トミー)さん» 加賀*玲望魅(トミー)様、有難いお言葉に感謝申し上げます。ぜひこれからもよろしくお願い致します！ (2021年1月8日 0時) (
レス) id: 53910307d8 (このIDを非表示/違反報告)
加賀*玲望魅(トミー)(プロフ) - 完結お疲れ様です。私より何千倍も凄い小説を書いていただきありがとうございます。これからも応援してます。 (2020年12月31日 0時) (レス) id: 8e7a3d2703 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - かおるさん» かおるさん、とても嬉しいコメントありがとうございます！このシリーズは完結してしまったのですが、他の作品も書いているので、ぜひお時間があればお読みいただけると嬉しいです！ (2020年12月16日 0時) (レス) id: 53910307d8 (このIDを非表示/違反報告)
かおる - 小説家になれるレベルに話の構成上手すぎて、、、、！！！！素敵です！愛読させていただいてます！！！ (2020年12月15日 23時) (レス) id: 051f8c256f (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 薄氷さん» 薄氷さん、またまた有難いお言葉嬉しい限りです！この作品を書いてきてよかったと、お言葉をいただいてすごく感じました！長くにわたりお読み頂きありがとうございました！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 53910307d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2020年8月4日 15時
