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その視線の移し方がまた、妙に艶やかで、やっぱりどう見ても女慣れしてるよね？
そんな私の思考を読み取ったのか、少し苦笑いを浮かべながら目を伏せるみっくん。
『……今日はとりあえず帰るわ、』
「え…」
『店長、お会計お願いしてもいい？』
「あー…もうレジ閉めたんですけど、」
『は？マジで言ってる？』
「マジで言ってます。」
『……今から開けるとか、』
「無理ですね。」
即答する優斗に、みっくんが眉を顰める。
「だって今日はもうお店自体閉めてたんですよ？看板無視していきなり来ちゃったのは北山さんだし……無理なもんは無理です。」
･･･すごい。
相手はあのみっくんなのに、言い方とか態度が私に対するものとほとんど変わんないし。
辛うじて敬語は使ってるけど、どう考えても 言動がお客様に対してのものじゃない。
ていうか、2人ともそうだよね？
みっくんはみっくんで、ついさっきまでとは違って イライラしてるみたいだし･･･
『じゃあ、店長に払うわ。』
かなり値段がしそうなブランドのバッグから、これまたハイブランドの財布が出てきて、テレビで映ったやつまだ使ってるんだ･･･なんて呑気なことを考えてしまう。
「え？いや、それはちょっと…」
焦った様子で首を横に振る優斗。
そこからまた、「払うから…」「無理ですって…」のやり取りが何往復か続いた。
「あの……うちの店、常連さんとかならツケたりしてるんですけど。そうされます？」
『え、いいの？』
「はい、北山さんなら信頼出来るんで。」
『……分かった。じゃあ近いうちにまた来るから、その時まとめて払わせてもらうわ。』
最後の最後に折れたのは意外にもみっくんで、そこからまたたわいもない話で盛り上がって、とうとう連絡先を交換しだした2人。
何これ･････
なんか私、蚊帳の外なんだけど。
『じゃあ、次から来る時連絡するわ。』
「お待ちしてます。」
ていうか、優斗ってば酷くない？
私がみっくんのファンだって知ってて、これみよがしに目の前でしなくてもいいじゃん。
『……Aちゃん、』
目が合った瞬間、不意打ちで名前を呼ばれて、油断してたから心臓が止まるかと思った。
ラジオで聴く声よりも、遥かに甘い声。
･･･この声を毎日隣で聴けたらいいのに。
そんな、図々しい気持ちが芽生えてしまう。
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nanaco(プロフ) - ななこさん» ななこさん、お待たせ致しました ♪本編にはなかったシーンも沢山ありますので、楽しんで頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2020年11月16日 8時) (
レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - (*´∇｀*)ﾜｱｱｯ! 待ってました！花火と未練シリーズほんっっとに大好きです！！宏光との関係もあの後の裕太との関係もめちゃくちゃずっと気になってます！！これからも更新楽しみにしています♪ (2020年11月13日 22時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ソフィアさん» 連打、受け取りました (*｀ﾉω´*)笑 ありがとうございます♪ そして、おめでとうございます(*´艸｀*) (2020年9月26日 21時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 無理だけど、お星様連打！！！みっくん、お誕生日おめでとう！！！！！ (2020年9月25日 19時) (レス) id: 06f6b1f19d (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ゆーこさん» ゆーこさん、コメントと嬉しいお言葉をありがとうございます (*´ 艸｀) 夜分遅いですが、無事、完結致しました☆前作はノンリアルでしたが、今回はリアル設定で、みっくんも主人公ちゃんもお客さんにしちゃいました (笑) これからも、宜しくお願い致します ♪ (2020年9月25日 0時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年9月24日 20時
