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『……俺、1人になりたい時なんかないよ?』
「え?」
『仕事で上手くいかない時も、嬉しい事があった時も、疲れてる時も眠い時もお腹減ってる時も…どんな時でもAに会いたいなって思う。』
「っ、///」
『あーあ…どうしよう。』
困ったように微笑むから、
「何が?」
…って聞いてみる。
『これを超えるサプライズ、もう俺には思い浮かばないや…』
なんて真剣に言うから、思わず吹き出しちゃった。
『あっ、も〜…なんで笑うの//』
「ふふふっ、ごめんごめん(笑)健永が可愛くてしょうがないの!」
『…また歳下扱いする。』
「えっ、ちょっと…健永?///」
背中と膝裏に健永の腕が差し込まれて、あっという間に私の身体は宙に浮いた。
「やだっ、重いから!!///」
『ふふ、ジタバタされる方が重いんですけど(笑)』
そう言われたら、大人しくするしかないじゃん…
『あ、素直になった?(笑)』
「っ、うるさい…///」
『…今夜は朝までずっと素直でいてね?』
向かう先はもちろん寝室で、優しく私をベッドに降ろした。
『A…大好きだよ。』
ベッドの上の健永は、とてもじゃないけど歳下扱いなんか到底出来ない…
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「ねぇ健永、」
あれから何度も愛し合って、時刻は明け方に近くなっていた。
『ん?』
「…幸せだよ、健永の彼女でいられるの。」
返事の代わりに、ちゅって短いキスが何度も降ってくる。
『ふふっ、俺もだよ?……俺の彼女でいてくれてありがとう。』
「…こちらこそありがとね、」
『ふふっ(笑) ……それにさ、俺だってAに幸せ沢山貰ってるんだからね?』
ベッドサイドに並べて置いた、お互いの部屋の合鍵を指差す健永。
「……サプライズはもうやめようね(笑)」
『うん、俺も言おうと思ってたわ(笑)』
そんなのなくたって、私達はいつも幸せを感じられるもんね。
2人でいられるこの時間が、空間が、私達にとって最高の……
【Sweet Gift】
ーfinー
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nanaco(プロフ) - あすみさん» あすみさん、コメントありがとうございます(*^^*) 先日第2弾を公開致しました。君チョコも読んでくださってたんですね♪ (2019年12月24日 10時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - nanacoさんの短編大好きです。こちらも君チョコも大好きで、7人のがまた読めるなんて嬉しすぎます。23日が待ち遠しいです♪♪ (2019年12月15日 17時) (レス) id: 0fb03f58e0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» ね(*^_^*)いいですよね〜♪良かったです、キュンキュンして頂けて(//∇//)メンバーから何をもらったのかが気になるところです…笑 (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 咲良さん» コンサートで落ちるのはやっぱりそれだけ魅力的って事だね〜(〃ω〃) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - merさん» そう言って頂けて嬉しいです〜(o^^o) (2019年6月25日 19時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2019年6月20日 21時