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「あ…あったぁ…っ!!」
受験票を持って、K高校の合格発表に来た私。
紙に書かれた5桁の番号は、
確かにそこにあった。
玉森くん…玉森くん…っ!!
私、受かったよ?
…玉森くんは?
どこ……ここにいる?
合格発表を見に来た人たちで溢れていて、探しようがない。
だけど、いま会いたい…っ!!
1時間ほど探し回ったけど、結局玉森くんはどこにもいなくて。
…明日学校で会えるよね?
残念だけど、その場を後にして、学校に寄って結果を報告してから家に帰る事にした。
翌日、学校に行くと、
合否の話で持ちきりだった。
落ちてしまった人は、笑いながら 次頑張るって言ってて。
その人が次、受かりますようにって、私もお願いした。
「谷本、おはよ!」
「千賀くん、おはよう。」
「えっと、どうだった…?」
不安そうに聞いてくる千賀くん。
「………無事、合格、です。」
「ホントに?!良かったね!!あー、ドキドキした(笑)」
「千賀くんは私立だったよね。」
「うん!ここからそんな遠くないけど、皆と離れるの寂しいなぁ〜。」
1月中旬に私立試験で、難関私立高校に見事合格した千賀くんは、私と玉森くんの勉強をよく見てくれた。
「私、社会苦手だから 前期で合格できて良かったよ。」
「そっか、後期は前期と違って5教科だもんね。」
2月下旬であるいま、残念ながら落ちてしまった人たちは後期に向けて また勉強するだろう。
受かったからといって、サボってもダメだけど。
「玉はどうだったんだろ?」
「私も知らないの。発表の日、探したけど会えなくて。」
「玉なら大丈夫でしょ(笑)」
そう、玉森くんは千賀くんには劣るけど 頭が良い。
私が合格できたのなら、玉森くんが合格してるのはほぼ確実だといっても過言ではない。
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このみ - 大人になった裕太 (2020年10月3日 19時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
nanacoy1139(プロフ) - 黄色好きさん» 黄色好きさん、素敵なコメントありがとうございます…(^ ^)続編も考えておりますので、また良ければ是非お越し下さいね。 (2019年1月24日 7時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 伝えたい想いは、何時でも伝えられるわけじゃないって事。それなら、今こそだからすぐにでも伝えたいなって。想いはありますよ。またいい話しでした。青春に戻ってみたい。 (2019年1月24日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2019年1月22日 12時