第16話:行方不明 ページ18
その頃、人間界で・・・
ケータ
「女子高生が行方不明?」
学校帰りの途中。突然、コマさんとコマじろうが現れたかと思うと、その表情は非常に慌てていた。
コマさん
「ズラッ!平日の朝、必ず見かけるんズラけど・・・。名前が確か・・・」
コマじろう
「涼風Aちゃん、って人ズラ!」
聞き覚えのある人物の名前を聞いた途端、ウィスパー、ジバニャンと共に絶句した。
ジバニャン
「ニャニャー!ケータ、Aちゃんって・・・」
ケータ
「うん、間違いない!俺ん家の向かいの家の人だ!」
コマさん
「もんげー!知り合いだったんズラか!?」
ケータ
「んー、まぁ、知り合いっちゃ知り合いだけど・・・」
俺が妖怪ウォッチを手にした頃、涼風Aさんが別の町から引っ越してきた。以前、妖怪を連れた不思議な小学生ということで、今までは話かける勇気がなかったらしく、意を決して話しかけたとのこと。そのことをきっかけに仲良くなり、幼い頃から妖怪が見えるということを耳にしていた。俺やイナホさんみたいに妖怪ウォッチを持っているわけでも、友だち妖怪がいる訳でもないため、被害に遭っていないかどうか気に留めていた人物の1人である。
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作者名:ツツジ | 作成日時:2022年8月11日 13時