第10話:ピュア・純粋 ページ12
その頃・・・
土蜘蛛
「むぅ、遅い・・・」
一旦席を外し、Aとの距離を縮めるため″ある場所″に行くことをえんらえんらに伝えると、何故かAを自室へと連れて行った。
土蜘蛛
「変なことを吹き込まなければ良いが・・・」
えんらえんら
「親方様ぁ、お待たせ致しましたぁ」
土蜘蛛
「全く、今まで何をs・・・!」
振り返ったのと同時に目を見開く。微笑むえんらえんらの隣にいる女子は間違いなくAであった。
えんらえんら
「お出かけするのでしたら着物姿の方が良いかと思い、おめかしをさせていただきましたぁ」
A
「・・・/////」
土蜘蛛
「そ、そうか・・・/////」
元の顔も良いのだが、あまりの麗しさに直視することが出来なかった。
えんらえんら
「うふふ、親方様もA様もピュアですわねぇ」
土蜘蛛
「ぴ、ぴゅ、あ・・・?」
えんらえんら
「純粋って意味ですわぁ」
土蜘蛛
「お主、いつからそのような言葉を・・・。本家軍の奴らにでも吹き込まれたのか」
えんらえんら
「まさかぁ。ピュアと言う言葉は、普通に使われている言葉ですわぁ」
伝統を重んじる吾輩にとって、異国の言葉、文化を苦手としていた。
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作者名:ツツジ | 作成日時:2022年8月11日 13時