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………こんなにドキドキしたのはいつ以来だろう



いや、初めてかもしれない。











初めての甘い感触に

顔は火照るし、胸はドキドキと高鳴って苦しい








……こんな顔、絶対見られたくない!








だけど、その反対に彼がどんな顔をしてるのかが気になって

少しだけ顔を上げた











僅かに赤みを帯びた頬に

恥ずかしげに視線を逸らす彼は

なんだかたまらなく愛おしくて









恥ずかしいけど











『……好きです、乱歩さん』


と小さな声で言った











彼は少し驚いた顔で私を見つめると

まだ色の冷め切らない瞳でわたしを見つめ








「僕のせいじゃないからな」


と断りを入れ






また私の唇にキスを落とした









一度、二度……

感触を確かめるようにゆっくりと…。







もう、何度目かわからない口付けをし

その感覚に酔いしれる










ずっとしていたい……

でも、やっぱりまだ恥ずかしい……











矛盾した気持ちのまま、彼に身を委ねていると


彼は突然、その行為を止めた











どうかしたのだろうか……?

と思い、彼を見つめる








彼は顔を背け、私から距離をとった






……え、なんで?






明らかに距離を取られたことに

ショックを受けていると









「……これ以上は無理!理性に勝てる自信がない」


と顔を紅く染めた彼が言った













理性……?どうゆうことだろう





『……勝たなくちゃいけないんですか?』



「……っ、バカなのか?
と、とにかく!お腹すいた!!早くご飯つくって!」





そう言って何故か、背中を押されてしまった











急にキスしてきたり……


急に突き放したり……


ほんと、乱歩さんには振り回されてばかりだ。









でも、こんなわがままに振り回されるのも

結構好きなのかもしれないーー



















乱歩「理性に勝たないといけないんですか?って……

負けてもいいなら、今すぐにでも襲いたいんだけど……」








乱歩さんがそんなことを呟いてたのは知らない








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優月(プロフ) - 一気見しました凄く内容が良くて最高でした✨更新待ってます.ᐟ‪.ᐟ‪ (3月20日 12時) (レス) @page10 id: b0983097f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2023年11月4日 10時

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