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今日も甘い香りに包まれて

大好きなマカロンを焼いていく






オーブンの中で綺麗に膨らんだマカロンを見つめ胸が躍る




 


『ん〜、いい香り♡』



乱歩「ほんと、いい香りだよね〜」








私が仕事をしながら独り言を呟くと


横から呑気な声が聞こえてくる






『………』








先日、私の恋人になったばかりの乱歩さんだ


彼はとっても、かっこいい。








翡翠の目はキラキラと宝石みたいで

見つめられると目なんて離せないし





柔らかい声も好き。

喋り方も、何にも物怖じしないところも

驚くほど素直で思ったことをバンバン言ってくるとこも




そういうとこ含めて全部好きなのだ。


でもね、










でもさ?





やっぱり違うと思う。


仕事をサボって彼女の仕事場を占領するのはーー












『乱歩さん……仕事行かなくていいんですか?』



テーブルに足をかけ、頭の上で手を組む彼に声をかける



乱歩「うん。ここで君といる方がいい」










『………え?だめです。営業妨害です』



乱歩「……やだ。僕はここにいる!」








『あと、テーブルに足かけるのやめてください。
みなさんがマカロンを召し上がる神聖な場所なんですよ?』





彼の近くまで行き、

テーブルに置いた足を指差しながら彼を睨む。






彼はそんな私を見つめ

「ごめん」と素直に謝ると、足を下に降ろした







でもまだ、そこに居座っている彼に向かい

会話を続ける








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優月(プロフ) - 一気見しました凄く内容が良くて最高でした✨更新待ってます.ᐟ‪.ᐟ‪ (3月20日 12時) (レス) @page10 id: b0983097f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2023年11月4日 10時

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