隣のクラスの中原くん【文スト】

＊辛い表現あり ページ49

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だめだ……

なんか、もう全部が嫌になってきた






なんで嫌われちゃったんだろう……






私が、何かしちゃったのかな……？


きっとそうだよね……









じゃないと、

中原くんがあんなに怒ることなんてないもん……









全部が嫌になって、そのまま学校に行くのを辞めて

家に戻ることにした








誰にも空いたく無くて、


何もしたくなくて







ただ毎日引きこもってた





携帯も見たく無くて、

しばらく電源も入れず過ごした






文化祭の委員なのに…

モデルだって頼まれてるのに……






無責任な自分が嫌で、更に自分を責めて……






抜け殻になるんじゃないかと思うくらい

毎日たくさん泣いた









そんな状況が5日くらい続いて

少しだけ、気持ちも落ち着いてきた頃




やっと携帯に電源を入れることができた







電源がついた瞬間、

あまりの通知の多さに驚いたけどね…！







その中でも圧倒的に多かったのは

ルナからのメッセージで





こんなに心配かけてたなんて

申し訳ないなってちょっと反省した







そして、メッセージの中には

太宰くんからの心配メッセージや






……中原くんからの着信履歴もあった






正直、少しだけ開くのを躊躇したけど

それでも何件か入っていたメッセージが気になって





中原くんとのトーク履歴を開いた……








中原くんからの連絡は



【おーい】や

【連絡くれ】など





似たようなメッセージが何件か入っていて


そのうち何件かは着信が入っていた










その時、急に

トゥルル……と着信音が鳴り響いた











相手は……






中原くん……。










どうしよう……


出るのが……怖い……







これ以上、嫌われてしまったら……

そう思うと、





どうしても出ることができなくて……

出れなかった自分にまた嫌悪感が生まれた












ほんと、ダメだな……わたし……







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