人のお金で食べるフルーツは最高 ページ46
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太宰くんへの苦手意識がなくなると
なんだかんだ意外と楽しい時間を過ごすことができた
太宰「どうだい?1粒500円の苺は」
『ん〜、最高!
人のお金で食べる高級フルーツは最高だね』
太宰「うーん……発言が可愛くない……」
『ふふっ…。いいじゃん、本当のことだもん〜』
太宰「まぁね。ところで〜……
君を助けたご褒美はないのかい?」
『ご褒美……??そうだね、確かに!何がいい?』
太宰「そうだなぁ〜……。
じゃあ、そのイチゴ……一粒くれないかい?」
パフェに乗った一粒のイチゴを指さしながら
太宰くんはニコリと笑う
『え?そんなことでいいの……?
そもそも、太宰くんが買ってくれたやつなのに』
太宰「いいよ。でも……せっかくだから
食べさせてくれないかい?」
『……え?』
太宰「ダメ……かい?
命懸けで君のことを助けたのだけど……?」
上目遣いでウルウルと私を見つめる太宰くん…
いつもなら騙されないんだけど…
確かに……命懸けで守ってくれたのは本当だし……
それくらいなら……
むしろ、そんなことでいいのだろうか……
命をかけたご褒美が
いちごを食べさせてほしい……だなんて
太宰くんも、ちょっとは可愛いとこあるのかも……!
『……いいよ。はい』
パフェの1番上に乗ったイチゴを一粒取り
彼の口元に運んであげる
太宰くんは私を上目遣いに眺めると
嬉しそうに口を開ける
そして、私の手を軽く掴み
一口でイチゴを頬張ると
そのまま、私の指についた生クリームを
ペロッと舐めた
……
舐めた……!??
そんなことされた経験なんて
もちろんあるわけなくて……
なんだか急に恥ずかしくなって
下を向いた
なのに太宰くんは
太宰「ん〜…!やっぱりイチゴは甘いね〜」
なんていつもと変わらない素ぶりで……
……なんか、ちょっとムカついた
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リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー! (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・! (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
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