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太宰くんなんて嫌い ページ43

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委員会が終わってすぐ

帰ろうとしている太宰くんを呼び止めた








『太宰くん!』


太宰「うん?どうしたんだい?そんな怒ったような顔して」






『あのね〜、怒ってるに決まってるじゃん!
なんで勝手に推薦なんて……』




太宰「あぁ……、それはね、しょうがないだろう?
周りの女子を見てごらんよ。

文化祭委員を押し付けられたような
言い方は悪いが、地味な子ばかりで……

これじゃあ、1年かけてがんばって衣装を作ってきた
美術部が可哀想だと思わないかい?」










『うっ……、でも……だからって私の意見も聞かずに……』









太宰「うーん……それもそうだね。

じゃあ、お詫びに美味しいパフェでも奢るよ。
今日、このあと空いてるかい…?」







『え、ほんと?……いや、待って。
そんな手に引っかからないから!』







太宰「君がずっと食べたいって言ってた
一粒500円のイチゴがたくさん乗った
苺パフェの名店なんだけど……」



『………行く!』













太宰くんと話が終わり、

部屋に戻ろうと支度をしていると








少し不機嫌そうな顔の中原くんが声をかけてきた









中也「……随分、仲良さそうだな。太宰と」



『………え、どこが?』





やば……

つい、すごい嫌そうな顔しちゃった……!










それにしても、仲良さそうに見えたのかな?

………それはちょっと心外。









中也「……まぁ、いいや。
それより、今日の放課後時間あるか?」





『あ、今日はこれから苺パフェ
連れてってもらうことになってて……』










中也「へぇ。誰と?」


その威圧的な態度に少し冷や汗が流れる








『えっと……太宰くんと……』



中也「……へぇ〜。」







何か言いたげな目線でじーーっと見つめられ

つい、目線を逸らしてしまう私…









中也「まぁ、別にいいけど。」


中原くんは不機嫌なまま、

そのまま教室を立ち去った













わたし、なんかしたかな……?









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リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね  あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー! (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・! (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年1月26日 17時

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