隣のクラスの中原くん【文スト】

文化祭の出し物は… ページ42

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放課後の委員会室……



文化祭もあと少しとあって

少しピリピリとした空気が流れている










『そういえば中原くんのクラスは何やるの？』



中原「あぁ……、……ホストクラブ」








『えっ！？……ほんとに！？中原くんも？？』


中原「まぁ……」


『そうなんだ……』








行きたい気持ちと、

他の女の子を接客して欲しくない気持ち……





超複雑……













中也「お前のとこは？」


『うちのクラスはメイド喫茶だよ〜』


中也「はぁ？！」








あまりにも大きな怒声に

肩をビクッと震わせると






中原くんは少し動揺したように

謝罪をしてくれた











中也「悪い、びっくりさせちまったよな……」


『……ちょっとね』




中也「それで？

……その、……Aも着るのかよ？……メイド服」









『まぁね〜、クラスの女子全員強制だもん。』


中也「……へぇ」



しばらく、よくわからない沈黙が続いた







気まずい空気の中、

静寂を破ってくれたのは

文化祭の委員長さん……








文化祭委員長「今回の文化祭では
美術部がファッションショーを企画しているのだが

実は部員が足りないようで
女性のモデルを3人ほど文化祭委員の中からお願いしたいそうだ。

誰か協力してくれる人はいないか？」







ファッションショーのモデルとか……

絶対、嫌なんだけど。






去年の文化祭のショーみたけど

妖精とかほぼ生足だったし





よっぽどスタイルに自信ないと絶対無理……









文化委員長「いないようなら推薦になるな…。
誰か推薦したい人はいるか？」






太宰「はい、はい、はーい…！
私は、２−ＡのAさんを推薦します。

彼女、小さい頃からバレエを習っていて
この通りスタイルも抜群ですから」







『……は？バレエなんて……習ってないんだけど……！』





残念ながら、その声が届いたのは

隣に座っていた中原くんくらいで……






何故か、わたしは太宰くんに嵌められ

ファッションショーのモデルとして

ステージに立つことになってしまったのだ……








『………本当に、最悪。太宰くんなんて大嫌い』











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