隣のクラスの中原くん【文スト】

期待 ページ41

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あの日からしばらくの時が経った。







気付けば中原くんとは毎日ラインをする仲になって



廊下で会えば、声をかけてくれたり

たまに放課後ご飯に行ったり……



正直……

ちょっと期待してしまっている自分がいる










でも、単純に友達として仲が良いと言えば

それっきりで……








『うーーーーん………』


机に突っ伏した。









あ……やばい、眠くなってきた……











しばらく、机に身体を預け眠っていると

机からブブブー…と音が聞こえて

驚いて目を覚ます








……何事！？

急いで、携帯を開くと







中原くんからの着信…





そして間髪入れずに

中原【廊下】

のメッセージ







通話ボタンを押し、携帯を耳に当てると

廊下の方向を向いた








中也「お前は、眠り姫かよ」


クスクスと言う笑い声が耳元から聞こえ





廊下にいた中原くんと目が合った











………最悪だ。










『……見ないでください』


中也「寝てる方が悪いな」


『………ですね』








ぐうの字も出ません。








『ところで……ご用件はそれだけですか？』


中也「あぁ……、今日の放課後、委員会だってさ」









『そうなんだ！ありがと……！』


中也「おう。じゃあ、また後で。もう寝るなよ？」


『……はい』





　

なんなんだろう……

これじゃあ、まるで彼氏みたいじゃないか……










嬉しいけど……


これは勘違いしちゃうよ……











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