隣のクラスの中原くん【文スト】

プール掃除 ページ36

.












ルナからの電話を切り、中原くんに声をかける







『ねぇ、先生がめっちゃ怒ってて、
わたしたち放課後プール掃除だって。

だからわたし、今日やっぱり休むことにしたんだけど、
中原くんは……行く？？』





中也「……げ。俺も放課後、用事あるからな〜。

今日は辞めとくか…。サンキュ。」







『だよね…。まぁ、たぶん明日怒られるけどね』


中也「だろうな。まぁ、明日は予定ねぇし…。
腹括るしかねぇな」







『だね〜。でもやっぱり、プール掃除はやだな〜。』


中也「プールのコケで滑ってそうだもんな」






『………ね、中原くんって
私のこと絶対、運動音痴だと思ってるよね？』


中也「さぁ？」




余裕そうな顔もかっこいいな……クソっ！！











中也「……で、今からどーする？」


『ん……？どーする……？』





どうするって……どう言う意味だろ。

学校行かないってことは普通帰るよね……？








中也「おい。まさか手前、昨日の今日で
約束忘れてるんじゃねぇだろーな？」






やくそく……？









やくそく……


約束……？？







『……………あ。放課後空けとけってやつ……？』



中也「はぁ…。本当に忘れてたのかよ」



『……はは、ごめんなさい』















中也「ま、しょうがねぇ。今回は許してやるが……
次はねえからな」



ニヤリと笑う中原くんがカッコよくて

もうなんでもいいと思っちゃうよね








.

行きたいところ…？→←遅刻

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す