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遅刻 ページ35

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わ〜、やばい。また遅刻だ……





朝早く出ていってしまうママとパパはともかく




同じ学校に通っている弟に関しては

起こしてくれればいいのに……



って思うんだけど……







昔は仲良かったのにな

反抗期なのかな……?





姉は寂しいよ、ほんと。













それにしても、どっちみち遅刻なんだから

ゆっくりご飯でも食べて

メイクと髪やって出掛けるとするか……










それにしても、昨日泣いていたくせに

今日はすっかり気分が良い。







ほんと、単純だな〜、わたし。









ゆっくりと髪を巻いて

制服に身を包むと、家を出た










バス停に着くと、時刻はもう10時半……







『うーん……バスは11時発かぁ〜…

これじゃあ、お昼ご飯食べるために行くようなものだし

今日、行く必要あるのかな……??』






うーん……と、わりと真面目に悩んでいると

突然後ろから声を掛けられた







中也「おいおい、サボる気かよ……」

微笑しながら声をかけてきたのは







『中原くん……!』







中也「それにしても……
昨日、起きれるから大丈夫って言ってなかったか?」




少し意地悪に笑う彼の笑顔がカッコよくて

つい、ニヤけてしまいそうな口元を

必死に引き締める







『中原くんこそ、俺は徹夜でもいけるとか言ってたよ?』



……ふふ、だめだ。笑っちゃうよ

だって、すっごい嬉しいんだもん。









トゥルルル……






そこに着信の音が鳴り響く







相手は、ルナ……


どうしたんだろ、すぐに応答のボタンを押すと

苦笑いのルナの声が聞こえた








ルナ「もしも〜し。あんた、いまどこにいるの?」


『え?今、学校向かってるよ〜?なんで〜?』







ルナ「この前の今日で、先生ブチ切れだよ〜?
なんか中原くんも来てないみたいで余計に機嫌悪いみたいでさ〜」



『……げ。まじ?』








ルナ「うん。学校来たら、放課後
プール掃除の手伝いだって言ってた」



『プール掃除??だってまだプール始まってないじゃん』








ルナ「だからでしょ。一年分の汚れたっぷり〜。
来るなら覚悟して来なよ〜??」



『え〜、無理。……もう、今日行かなくていい?』








ルナ「わたしは良いけど…。
先生にAお腹痛いから休むって言っとく?」



『……ほんと!?大好き!!ありがとーーっ』



ルナ「はいはい。じゃ、また明日ね」




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プール掃除→←小さな嘘



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リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね  あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー! (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・! (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年1月26日 17時

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