隣のクラスの中原くん【文スト】

恋ってずるいよね ページ28

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授業中


ブーブーと携帯のバイブ音が鳴り響いた







なんだろう…？

ふと気になって、机の陰に隠して携帯を開く







待ち受け画面に映る

中原くんの文字にドキッと胸が高鳴った







急いで、内容を確認すると









中也【ひま】


の二文字……。









つい、ニヤけてしまう口元…。





中原くんからしたら深い意味なんてないのかもしれないけど

たわいもない内容を

私に送ろうと思ってくれたことが嬉しくて






私の頭の中は、もうそれだけでいっぱいだ







すぐに返信の内容を考える…







A【授業中なんですけど…？】



間髪入れずにまた中原くんから連絡が届いた










中也【何の授業？】

A【歴史！中原くんは？】





中也【国語】

中也【クソ、つまんねー】





A【国語で携帯見てるの？また反省文になるよ。笑】

中也【それは勘弁。】




A【中原くん、反省文苦手だったもんね】

中也【……うるせー。】




中也【ところで、昨日言ってた電話の続きの件……】






あ……そういえば、

昨日話終わってなかったんだった…






A【そういえば…！そうだったね。
今、ラインで概要伝える？】


中也【無理。】






……え。なんで？！

そうゆう意味で送って来たわけじゃないのかな？




そんな疑問を抱きつつ、

中原くんからの返信を待つ









中原くんからの返信は、予想外にも……


中也【今日の夜電話してくれ】








………え？？？





いや、中原くんのことだから

深い意味はないよね？






でも、それでもちょっと嬉しい…！







なんて送ろう……







そう考えてるうちに

気づけば結構時間が経ってしまった












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