隣のクラスの中原くん【文スト】

スタンプ ページ27

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わかってる……

中原くんにそんな気が一切ないことくらい








でも君と話すたび、

君が笑いかけてくれるたび






バカな自分が期待してしまうんだ

それ以上を願ってしまうの……















＊













次の日、





いつも通りバスに乗って




中原くん、今日はバス乗ってないんだ……

なんて考えながら学校に着いた









そう言えば今日、委員会あるって言ってたな…

中原くん……知ってるかな…？







……いちよう、ライン入れとこうかな。












A【中原くん、おはよう。
今日、昼休みに委員会あるって聞いてる？】




ラインを送って数秒……


すぐに帰ってきた返信に胸がドキッと高鳴る





中原【知らない！】








短文……飾り気のないその返信に

なんだかふと、笑みが溢れる








A【昼休みに10分くらい委員会室に集合だって】



中原【了解！サンキュー】









簡潔な返信、

もう送る必要のなくなったラインが淋しくて




悪あがきで、

"どういたしまして"のスタンプを送った。









もう来るはずのないライン、

でもどこかで来ないかな…？

なんて期待しまう自分にモヤモヤする








はぁ……



恋ってほんと……大変だなぁ……








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