隣のクラスの中原くん【文スト】

雲の上の存在 ページ19

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次の日






今日もゆるめに髪の毛を巻くと

軽くメイクを施した





今日は、昨日よりも早く行けそうだ。










いつもの時間にバス停に着くと

バス待ちの生徒たちのなかに

見覚えのある茶髪の彼を見つけた









パッと目が合う






ペコリと頭を下げることしかできない自分に

あぁ、だめだ……嫌気が差すよ。









中原くんは、そんな私を見つめると

プイっと視線を逸らした












ほら……。


やっぱり魔法は昨日だけで…解けてしまったんだ…








わかってるのに…


胸がチクリと痛んだ













たくさんの生徒がいる中でも

一際目立つ彼。










やっぱり、わたしには雲の上の存在で…













気を紛らわそうとポケットからイヤホンを出した









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