検索窓
今日:50 hit、昨日:152 hit、合計:28,099 hit

2人だけの秘密 ページ16

.











中也「行くぞ」






そう言って連れてこられた場所は…


……ん?


自転車置き場じゃない……?









中也「絶対誰にも言うなよ?」



『え?』






……なにを?









不思議に思っていると

中原くんは




中原「ちょっとここで待ってろ」


と言って、茂みの中に入っていった












『………え?』



暫くして現れた中原くんの手には

自転車ではなく……










『……バイク?……うわ、まじか。
それは……確かに誰にも言えないね』




中原「……言うなよ?」




『言わないよ…!言ったら中原くん退学になっちゃうじゃん。』







少し驚いた顔をした中原くんは

すぐに笑みを溢し、私にヘルメットを渡した








中原「これ被っとけ」


『……え〜。せっかく今日髪巻いたのに…?』








中原「あぁ?危ねぇだろ!髪なんて気にしてんなよ」


『……どうしてもつけなきゃダメ?』










中原「ダメだ。」


中原くんは私からヘルメットを取り上げると

私の頭にスポッと被せた










………待って!?……何これ、やばい!


なんかめっちゃ照れる……!!






え、なんか今のカップルぽくない!??

ぽいよね!??











中原「つべこべ言わず被って、さっさと乗れよ」




……S!

ツンツンしてるの、キュンなんだけど……!!









でも……

バイクってどうやって乗るんだろ……?






もう既にバイクに跨っている中原くんを眺め

戸惑う私……









中原「乗ったことねぇのかよ?」


『ないよ…!むしろ、普通はないでしょ!』







中原「……へぇ。いいからここ、乗れよ」


そう言って中原くんは自分の後ろをポンポンと叩く








待って、やばい。

なんかめっちゃ緊張する……、、!







いや、でも早く乗らないと迷惑だよね……







意を決してバイクに乗り込む……







『ま、待って!足届かない……どうしたらいい??!』



中原「……手前、運動できねぇだろ。」



『……う、酷い』









中原くんに手伝ってもらいながら

バイクに乗り込んだのはいいけど






思いのほか不安定で、

どこを持てばいいのかわからない……







……え、これ持つ場所ないの??










.

背に腹は変えられない→←こんなはずじゃなかった…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね  あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー! (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・! (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年1月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。