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居残り ページ13

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放課後








先生に言われた通り、B組に向かう





もう生徒は、ほとんどおらず

教室には中原くんと……





……太宰くん。






『あれ、太宰くんも居残り?』


太宰「……まぁね。君こそ、何したの?」







『今日、ちょっと遅刻しただけだよ?
あ、あとこの前授業中寝てたから……』








太宰「へぇ〜。てっきり、この髪の毛とメイクかと思ったよ」




太宰くんは、そう言うと




私の髪をひとつまみ掬い、

彼の長い人差し指が私の頬を撫でた








『……ちょっ、辞めて!』






あまりの至近距離に、すぐに顔を背けた。

パッと横を向いた瞬間






私たちの方を見ていたのであろう

中原くんと目が合う







中原くんの瞳は冷たい…






………っ、最悪。


太宰くんのせいで、イチャイチャしてるように見られた。











太宰「ごめんごめん。ただ、可愛いなって思ってね」



『……どうも』






にこやかに笑う太宰くんに

少し冷たく言い残し、




太宰くんから離れた、適当なイスに腰掛けた









沈黙が続く教室……







なんだ…この気まずい空間……


はやく先生来ないかな…。










この気まずさに耐えきれず

携帯を取り出し、ルナにラインを入れる








ポンポンと返ってくる返信に、

少し心を落ち着かせていると






いつのまにか隣の席に座っていた中原くんが

私の机の上、手を伸ばす





……え?





中原くんの手は私の携帯に触れ

そのまま、携帯を隠すように私の手を握る







……ちょっ、待って



何、この状況……と頭がテンパったところで







教室のドアがガラガラと開き


あ、携帯を隠してくれたんだ……!


と気づいた頃には






もうドキドキと恥ずかしさでいっぱいいっぱいで

顔を机に突っ伏してしまった……!








中原「反省文……どんだけ増やす気だよ」


少し呆れた声、目線も私に合うことは無いのだけど

さっき触れた手が、妙に熱を持っている







『……ご、めん。……ありがとうございます』



中原「なんで敬語?」










『……いや、なんとなく……?』



中原「へぇ〜。」














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女たらし→←反省文



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リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね  あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー! (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・! (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉菜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年1月26日 17時

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