最高のティータイム ページ11
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まだバスの時間まで20分もある。
私はメロンパンとカフェオレを頼むと
イートインスペースの一角
大きな窓からバス停が一望できる場所に座った
どうやら中原くんはテイクアウトのようで
そのままバス停に向かっていた
……アップルパイなんて、食べるんだ。
なんか意外。
バス停に腰掛けながら
アップルパイを食べる彼を
眺めながら至福のティータイムだ。
バスの時刻の5分前。
わたしはバス停の前に向かった。
もちろん、同じバスに乗るであろう中原くんと
少し距離を取りながらも
同じ空間に入れることに自然と口元がニヤけてしまう…
……今日、最高すぎる。
ニヤける口を引き締めながらバスを待っていると
私たちの前にバスがやって来た
私たちのバスは11番。
だけど、このバスは9番。
このバスに乗ったら学校どころか
全く別の場所に連れて行かれてしまう……
なのに……
なんで中原くんはこのバスに乗ろうとしているんだろう……
え……？！乗らないよね！？？
律儀にバスの入り口に並び、
今にも乗りこみそうな中原くんの鞄を
引っ張った……。
中也「ん？」
不思議そうに私を振り返る中原くん。
バスの扉は今にも閉まりそうだ……
『えっと……このバス、学校行かないけど……？』
しばらく、沈黙が続いた。
あれ、もしかして今日は学校お休みだったかな？とか
別の用事でこのバス乗るのかな？とか
迷惑だったかな？とか……
胸の中が後悔でいっぱいになっているうちに
バスの扉は閉まり、バスは行ってしまった
『あ……ご、めん。今日、学校行かなかった……？』
恐る恐る、中原くんの顔を覗くと
目の前には、顔を赤くして照れている中原くんの姿……
……あれ、？照れ……てる？
中原「……っ、サンキュ。知らなかった」
顔を赤くし、ボソッと呟く中原くんに
なんだかわたしまで顔を赤らめる……
数分、気まずい時間を過ごし
私たちは学校へと向かうバスに乗り込んだ
.
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リムル=テンペスト - 体調崩さないように気をつけて下さい (3月25日 2時) (
レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - とても良い作品ですね あ、ハートは押しときました (3月7日 21時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» まってますー！ (1月31日 20時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 甘色様さん» 実は結構進んでいるので、だいぶ先になってしまいそうですが……。笑 (1月31日 19時) (レス) id: 5d79ee455b (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 琉菜さん» えっ・・・うれしい・・・！ (1月31日 16時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
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