〈乱歩/中也〉 ページ30
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★江戸川乱歩
ボーイ「Aさん、1番テーブルご指名です」
向かった先に居たのは
『……乱歩さん』
乱歩「僕が気付かないと思ったか?」
翡翠の瞳が私を射るように見つめる
『……いえ、すみません』
乱歩「……はぁ。まぁ、いい。」
彼は大きくため息をついたが
意外とあっさりと許してくれた。
乱歩「でも……今から閉店までの3時間
僕から絶対に離れるな」
そう言って、頼んであった巨大なパフェを食べる彼。
そのあとは上機嫌で
一緒にお店のお菓子たちを堪能して
閉店時間になると満足げに帰って行った
帰る時、店長に向かって
乱歩「2度と彼女に連絡するな。
もし、万が一彼女をまた雇うことがあれば
この店の違法営業の証拠を警察に突き出す」
と釘を刺していたなんて、知らないーー
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★中原中也
ボーイ「Aさん、3番テーブルご指名です」
その言葉を聞き、テーブルに着くと
そこには帽子を深く被り、下を向いている彼が居た
『……中也、さん』
その声に反応して、ゆっくりと頭を上げる、
彼は、とても冷たい視線で私を見つめた。
中也「おい、手前、ここがどんな店か知ってるよな?」
あまりの威圧感に、背筋をピッと伸ばす。
『……はい、すみません』
中也「あぁ?謝って済むのは表の人間だけだ。
裏社会の俺たちは、一度の裏切りで重罪だぜ?
なんか言い訳は?」
『……っ、なんも……ない、です……っ』
恐怖と、彼を失ってしまう辛さに
大粒の涙を流すと
彼は、大きな舌打ちをした
中也「……チッ。泣くな、泣くな!
……しょうがねぇな。
一度だけチャンスをやる。だが2度はねぇぞ?」
『……っ、うん…、!!ごめん、なさいっ…!!』
惚れた女の涙にめっぽう弱い中也さんなのであったーー
中也「ところで、なかなか良いもん着てんじゃねーか。
流石、俺の女ってとこか。」
『ありがとうございます♡』
中也「……他のやつに見せんじゃねーぞ。
特にアイツ(太宰)にだけは絶対に……!!」
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黒猫もふお - 琉菜さん» 流行りに乗る…(笑)確かにw (11月29日 16時) (レス) id: 9c4f5ea239 (このIDを非表示/違反報告)
愉快な太宰 - 黒猫もふおさん» ダイジョブかー‼インフルはつらいな(笑) (11月29日 14時) (レス) id: cbd0df663f (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 黒猫もふおさん» えぇ!大丈夫??もー、流行りに乗るのが得意なんだからぁ〜♡ (11月28日 16時) (レス) id: ef5c5c7cfb (このIDを非表示/違反報告)
黒猫もふお - 琉菜さん» ドス君ぽい童話……うーん……?(お久しぶりです!インフルでダウンしてました(笑)) (11月28日 15時) (レス) id: 9c4f5ea239 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - ヨウノさん!お久しぶりに会えて嬉しいです♡私はどちらでも大丈夫ですが、確かに敬語だと文字数長くて大変♡笑。タメ語でいきましょう、お互いに♡ (11月27日 19時) (レス) id: 27c88e76b5 (このIDを非表示/違反報告)
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