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A side.
それからと言うもの
仕事で営業課に行く時や食堂でご飯を食べる時
出勤時や帰宅時
いつでも深澤さんを探してしまう…
私はあまり周りには興味を持たないタイプだったし
ましてや営業課なんて派手な人達が集まる場所
そんなイメージ
だからわざと事務を希望した
だから全然知らなかったけど
ここ何日か深澤さんを見てて気付いてしまった
深澤さんは会社で人気者な事
深澤さんの周りにはいっつも女の子がいる事
皆んなに優しい事
ミスした後輩を嫌な顔一つせず助けたり
落ち込んだ時はそっとフォローしたり
自分でも気持ち悪いくらいよく見てる
そして、深澤さんには綺麗な彼女がいること…
なんでだろ、モヤモヤする
深澤さんの彼女さんは受付をしてる
会社では仲良し美男美女カップルで有名らしい
受付に座っていつもニコニコして
会社の人や社外のひとに挨拶したり雑談したり
…すごいな、私にはできない事
A 無敵だな…
なんでモヤモヤするのかはこの時は全然分かってなかった
その後も深澤さんをまだ追ってしまう日々が続く
そしてたまに目が合うようになった
でも、臆病だから晒してしまう
(深澤) なーに見てんのー？
俺に惚れた？わら
A あっすいません、いや…
(深澤) フハッハッ
そんな驚かなくても
いや、びっくりしますよそれゃ
俺に惚れた？ってドキッとした自分がいる
いや、そんなまさかだよね
ちょっと助けてもらってまだ追ってるうちに
好きになるなんて単純な話ないじゃん
そんな風に思ってたけどそこから今の関係になるのに
時間はかからなかったね
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作者名：こむぎ | 作成日時：2020年7月14日 17時
