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A side.
今日はふっかさんにご飯に誘われた。
会って欲しい人がいるんだ。
そう言われた
なんだか嫌な予感がする
A 普通にご飯食べるだけだよね…
なんて呟きながら待ち合わせをしたお店に向かう
A すいません！お待たせしました！
お店の奥の方の席でふっかさんを見つけてちょっと小走りで向かう
(深澤) そんな急がなくても大丈夫、わら
A お待たせしちゃったんで 汗
(深澤) 大丈夫待ってないよ、
んでね、紹介したいひと！
阿部ちゃんって言うの
ふっかさんにそう紹介されて思い出した
…ふっかさんの隣に座る会わせたい人
ふと目をやるとニコって微笑んでくれる
(阿部) ふっか、阿部ちゃんじゃあ紹介になんないじゃん
阿部亮平って言います！
よろしくね
ニコニコして自己紹介してくれる
育ちの良さそうな好印象の人
でも、なんだか嫌な予感が邪魔をして
あんまり仲良くなりたくない、そう思ってしまう
A はじめまして、 Aって言います。
よろしくお願いします。
わざとテンション低めで自己紹介する
チラッとふっかさんを見る
スッと逸される目
…やっぱり嫌な予感しかしないよ
あれから1時間くらい経ったかな
(阿部) じゃあ、Aちゃんもクイズ番組好きなんだ！
(深澤) そうそう！こないだもさ〜
なんてふっかさんが私と阿部ちゃんの話を繋げる
この1時間で人見知りの私が
阿部ちゃん、Aちゃんって呼べるくらい
距離が縮まったのはふっかさんが
お互いクイズ番組が好きとかポテトが好きとか
共通の話題で盛り上げてくれたからだ
阿部ちゃんはとってもいい人
優しくていつもニコニコしてて
でも、距離をとりたい仲良くなりたくない
そう思ってしまうのはふっかさんの考えてる事が
なんとなく分かってしまうから。
私はまだ先には進みたくない
もう少しこのままがいい…
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作者名：こむぎ | 作成日時：2020年7月14日 17時
