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side.黄
朝ソファで目が覚めたと思ったら昨日と同じ服着たまんまやった。
寝落ちしてもうたんか、
とりあえずサッパリしたくて風呂入ったんやけど
大毅くん………
風呂に入ってる間も髪乾かしてる間もずっと大毅くんが頭から離れへんで、
いつもは風呂上がりマッサージするけど今日はええや!って髪乾かして急いで寝室に居る大毅くんのところに向かった。
黄「大毅くん? あ、起きとったんやね」
赤「……」
寝室のドアを開けるとベッドにちょこんと座ってる大毅くんと目が合ったから側に行って少しお話でもしようと思ったんやけど
黄「どう?よく眠れた?」
赤「……」
黄「あ、お腹空いてない? なんか食べる?」
赤「……」
いやいや、なんで?
まさかの全部無視。
目も合わせてくれへんくて。
黄「あ、まだ体調悪かった?」
赤「……っ…」
黄「は…?」
挙句には熱でもあるんかと、おでこ触ろうとしたら手をパチン! と叩かれた
黄「え、なに?」
赤「あ、いや……ちがっ……」
意味わからへんくて少しイラついてもうたけどこの焦ってる大毅くんみたらなんとも言えへんくなってもうて。
黄「ごめん、嫌やったな?」
なんか、訳ありなんかな…
とか失礼なこと思ってしまった。
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作者名:ゆき | 作成日時:2022年9月2日 19時