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4. ページ4
side.黄
足に力が入らへんらしくて抱えながら部屋まで来た。
明るくなった部屋でようやく彼の顔をはっきり見る事ができたんやけど、
体は細すぎるし、髪はボサボサ、顔は白すぎるし、衣類は何日も洗濯されてないかのように皺くちゃでダボダボ。
ソファに項垂れる彼はもう生気がないみたい。
おまけに怯えるように縮こまって。
黄「水どうぞ 」
「……ありがとう、ございます」
黄「俺、中間淳太っていいます」
「あ、重岡大毅……です」
テンポはゆっくりやったけど受け答えはできるようになったみたい。
大体の自己紹介も済ませて
大毅くん、淳太さんって呼べるくらいにはなったし
大毅くんは23歳で俺と３つしか変わらへんことも分かった。
でもなんで泣いてたのか、
とか肝心なことは何も聞かれへんかったけど。
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作者名：ゆき | 作成日時：2022年9月2日 19時
