同居人はまさかの…？４【stxxx】

弟(莉犬くん編) ページ33

〜Aside〜

莉「でね、その時お兄ちゃんがぁ…」

『あはは(笑)』


今莉犬くんから莉犬くんのお兄ちゃんの面白い話を聞いてる。

ホントに面白いの(笑)


莉「Aはなんか話ないの？たしか弟いたよね？」

『えぇ、面白い話ないなぁ…あ！かっこいい話ならあるよ！」

莉「かっこいい話？」

『うん！あのね、昔私が同級生の男子に少しだけ嫌なことされて泣いてたら、弟が「俺の姉ちゃんいじめるな！」って助けてくれたんだよねぇ…その男子結構体格良かったから怖かったと思うんだけどねぇ…』

莉「…かっこよかった…？」

『うん！めちゃめちゃかっこよかった！』


私がそういった瞬間に一気に拗ねたような顔になる莉犬くん。


莉「はぁ〜あ」

『ん、どうしたの？』

莉「俺のこといつもそんなにかっこいいって言わないのに弟にはそんなにかっこいいって言うんだぁ…はぁ〜あ…」


明らかに拗ねてため息をつく莉犬くん。

もしかして嫉妬…？

でもそんなこと言うとますます拗ねてしまいそうなので、言わないで頭を撫でる。


『心配しなくても私の1番のかっこいい人は莉犬くんだよ？』

莉「！！ホントに！？」

『ホントホント(笑)』

莉「やったぁ！！俺も1番可愛い女の子はAだよ！！」

『もう照れるから言わないでいいよぉ///』

莉「だーめ！！」


その後は嫉妬させた仕返しかのように私が照れても褒めるのをやめてくれなかった…



〜end〜

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