同居人はまさかの…？４【stxxx】

喧嘩2 ページ29

〜Aside〜

はぁ、やっちゃった…

正直るぅとくんの教え方はめっちゃ分かりやすかった…

でもできない自分にイライラしちゃって、当たっちゃった。


『早く帰って謝んなきゃ…でも』


嫌いなんて言ったから、もうるぅとくん許してくれないかな。あんなの、嘘なのに…


『ッ…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…』


ネガティブな想像ばっかりしてしまって涙が出てきて止まらなくなる。

あぁ、逃げたらダメなのに…こんな自分をホントに直したい。


な「Aいた〜」

『なぁくん…(泣)』


足が動かなくてずっと公園にいたらなーくんがやってきた。

いたってことは…探してくれたのかな…？


な「るぅとくんとの話聞いたよ。Aはどうしたいの？」

『謝ってぇ…ｸﾞｽｯなかなおりしたいけどぉ…ゆるしてくれるかなぁ…(泣)』

な「るぅとくんって謝っても話聞いてくれない人？」

『ちがぁう…』

な「じゃあ、謝ろう！！でもその前に泣き止もっか(笑)そんなに泣いたら話せないよ(笑)」


そういってずっとなーくんは泣き止むまでずっと背中を擦ってくれた。


な「落ち着いた？」

『うん…』

な「じゃあ帰ろっか。ここで謝れたらA逃げなかったことになるからね、成長できるよ」


ずっとドキドキしてる私を察して帰りずっと励ましながら手をつないで帰ってくれたなーくん。

よし、私も勇気を出すぞ…！！


な「ただいま〜」

『た、ただいま…』


そのままリビングに連れて行かれるとジェルくんところんくんと何故か涙目なるぅとくん。

私はそのままるぅとくんの前に座らされた。


『えっと…るぅとくん。嫌いって言ってごめんなさい。私ができないからって八つ当たりしちゃった…るぅとくんがギター大好きなのに、大事なピックも投げちゃってごめんなさい。るぅとくんの教え方めっちゃ分かりやすかった。あんなこと言ってホントにごめんなさい…』

る「僕も、言い過ぎちゃってごめんなさい…またギター教えてもいいですか…？」

『うん！』

こ「はい、解決〜仲直りの握手して〜」

な「Aすごい！謝れたじゃん！成長できたよ！」


ころんくんに強制的に握手させられて、なーくんに頭を撫でられて恥ずかしくなって照れ笑いしてしまう。


ジ「な？るぅと嫌われてなかったやろ？」

こ「さっき嫌われたらどうしようって泣きそうだったんだよ(笑)」

る「もううるさいです(照)！」

な「まぁまぁ(笑)」


今度は怒らないから。またギター教えてね。


〜end〜

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