苺王子のお遊び日常３《くすぐり》《短編集》

勉強会【ころん】 ページ8

夢主ちゃん出てきます。学パロ設定。

〜Aside〜


只今テスト週間真っ最中。


学校には沢山の生徒がいて集中できないから自宅で勉強中。


何故か同じクラスのころんも一緒に。





『ころん頭いいんだから勉強する必要ないでしょ』


こ「提出物だけ出しておかないと先生うるさいじゃん」


『なんで提出物だけやってあんなに点が取れるの…』








授業中ずっと居眠りしているくせにテストの点数はいつも高得点で順位も学年一桁。


服装違反とかしまくってて不良なくせに、頭の悪い私からしたら羨ましい限りだ。







『………』


こ「…あれ、手が止まってない？」









私が悩みに悩んでいるのは三角関数。


基礎の公式からさっぱりでどう当てはめたらいいのか分からず、お手上げ状態だ。








こ「……これ、わかんないの？」


『う、まぁ…』


こ「こんなの分かんないって大分やばいよ(笑)。ほんとに馬鹿なんだなぁ(笑)」









出た。


ころんは決まって頭の悪い私のことを馬鹿にしてくる。


最近それが特にひどくて、もう我慢の限界。







こ「しょうがないから教えてあげる…ってなんで僕の後ろっぁぁぁぁ！！！おま、はあははははははっはははははっ！！！やめ、やめろっ！！」







後ろに回って首を軽くくすぐってから、脇腹に手を下ろしてくすぐり始めた。


思った以上の反応に驚きながらの、日頃のお返しということですぐにはやめない。








こ「Aっ！！うわぁぁはははははははっっははははははははっはははっっ(笑)！！！！！！」


『私に悪口言ったらこうなるんだよ？』


こ「ちょっ、本当にっ！！一回やめって！おねがいっっ！！！！」







懇願されたので、一旦手を止めると。









『きゃあぁ！？』









視界が反転して目に映るのは少し息を切らしたころんくん。









こ「僕をくすぐったらどうなるのか教えてあげる」

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