同居人はまさかの…！？２

言えない過去２(あかり様リクエスト) ページ8

〜ころんside〜

エゴサや動画の研究をしていたらいつの間にかだいぶ夜中になっていた。

こ「そろそろ寝るか…」


トイレに行って自分の部屋に入ろうとしたら


「ﾊﾞﾀﾝｯ」

こ「え？」


今の音…Aの部屋からだよな…なんとなく嫌な予感がして、Aの部屋のドアを開けると


こ「A！？」

『ﾋｭｰｯ…ﾊｱｯ…ﾋｭｰｯ…』


え、これって…過呼吸？でも僕どうしたらいいの！？とりあえず、抱きしめて肩を叩いて必死にAの名前を呼ぶ。


こ「A！！しっかりして！！」

な「ころんくんどうしたの…？A！？」

ジ「あかん、過呼吸なっとるわ！」


僕の声が響いたのか、気づいたらみんながAの部屋に集まっていた。


ジ「ころん、前かがみになるように支えて背中をさすってあげて。A？俺の真似してみ？フゥー…」

『ゲホッ…はけた…』

ジ「そうそう。上手。そのままスゥー…フゥー…」


ジェルくんのおかげで少ししたらAは落ち着いた。


こ「A…何があったの…？」


僕が聞くとAは下を向いてしまった。


な「…Aが過呼吸になった原因は俺たちに絶対に話せれないこと？」

『…そんなことない…』

な「じゃあ話せる限りではなしてほしいな。俺たちAが抱え込んでまたこうやって苦しくなる方が辛いよ？」


なーくんがそう言うとAは泣きながら昔いじめられていたこと。気持ちを素直に伝えらなくて誰にも助けを言えなかったこと。その過去の夢を見ちゃったこと。そして一番言われたくなかった言葉を夢の中で言われて目を覚ましてからもそれが忘れられずに過呼吸をおこしてしまったこと。


『…私は…生きてる価値あるよね…ﾋｯｸ…？』

莉「あるに決まってるじゃん！！Aがいないと俺は毎日が楽しくない！！」

る「僕と今度買い物にいくっていう約束しましたよね？忘れちゃいました？」

さ「俺だってお前の笑顔にめっちゃ元気もらってるんだからな？」

ジ「そんなこと言ってくるやつなんか気にせんでええんで？辛かったなあ」

こ「辛くなったら僕たちに話して！！」

な「俺たちは何があってもAの味方だからね。気持ちが言えなくて苦しくなる前に少しでもいいから俺たちに話してね？」

『うん…ありがとおっ…』


それからAは一週間くらいあの夢を見るのを怖がったからメンバー交代で一緒に寝た！辛くなる前にこれからは話してね？

〜end〜

あかり様リクエストありがとうございました！

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