同居人はまさかの…！？２

誘拐(ゆず@低浮上様リクエスト) ページ25

〜ななもり。side〜

な「遅いよねえ…」

さ「うん」


今日はジェルくんとAが買い物に行ってるんだけど、全然帰ってこない。もう１１時が来るのに…ラインも既読つかないし、電話も出ない。


な「あれ」

さ「どうしました？」

な「俺の留守電にAから何か来てる」


普段留守電なんか見ないから気づかなかった…慌てて再生をする。


ジ「ううっ…」

男１「こいつら物置に運ぼうぜ」

男２「早くしねえと誰かが来るかもしれないしな」


この音声を聞いた俺とさとみくんは青ざめて家を飛び出して必死に２人を探した。物置ってどこだ…


さ「なーくん！！これ見て！！」


さとみくんに言われて行ってみるとそこには少し怪しげな小屋があった。２人で壁に耳をつけると女の子の『誰か！』っていう声がかすかに聞こえる。もしかしてここか…？


さ「なーくん隠れて！！」

な「え？」

さ「なんか怪しい男が小屋に入ろうとしてる！」

な「ついていくよ」

さ「了解！」


男たちについていくとドアの向こうのはAが一瞬見えてバットを持ってる男が３人ぐらいいた。危ない！！


な「やめろ！！」

男１「あ？なんだおめえ」

男２「こいつらからやっちゃいましょう」

さ「俺らの大事な人に手をだすなっ！！」

男３「グハッ…」

な「オラッ」

男1.2「「ううっ…」」

な「さとみくん警察！！」

さ「わかった！！」


2人で力を合わせて男を押さえつけて通報した。その後すぐにあいつらは逮捕され、2人は解放された。


な「A大丈夫？」

『ｳｯ…うわあーん！！なーくん…怖かった…ﾋｯｸ…』

な「うん、よく頑張ったねえ」

さ「ジェル怪我してるやん！」

ジ「A…守れなかった…」

さ「何ゆってんだよ！！これはAを守ろうとして出来た傷だろ？お前はホントによくやったよ…」


さとみくんにそう言われて少し泣き出したジェルくんをさとみくんが慰めてくれてる。Aもよっぽど怖かったんだろうな…ずっと震えて泣いてる。


な「大丈夫、俺達がいるからね」


その後信号機組に連絡して迎えにきてもらった。信号機組みんな号泣して、無事で良かったと喜んでた。ちなみにこの後しばらくの間みんながジェルくんとAに対してとても過保護になったのは別の話。

〜end〜


ゆず＠低浮上様リクエストありがとうございました！！

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