雷の音 (ページ4)

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2話ページ4

誕生日に美味しいうなぎを食べて満足した俺は
改めて今までのことを整理することにした

まずは俺についてか、

俺は捨て子だ、生まれてすぐ捨てられた俺は
じいちゃんに拾われて今まで育ってきた

名前は我妻Aで前と変わらなかった、

前世と同じ名前って…なんか凄いな…

そしてこの世界について

この世界は前と違いだいぶ近代的になったらしい
物も家も全てが新しいものばかりだ

そして何より前と違うのが
人間一人一人に個性という能力がある事だ、
ごく稀に個性を持たない『無個性』という者も
いるみたいだが、大半は個性を持って生まれるらしい

なんだか血鬼術みたいだと思ってしまったことは
許して欲しい

4歳になると個性が出るらしいが、

俺は一体どんな個性だろう…少しワクワクしている

1人で考え事をしている少年に呼び声が聞こえる

じ「A〜！ご飯だそ〜」

『はーい！』

まぁ…4歳になるまでは
特にいらないことは考えないでいいか、

縁側に座る少年は小さな笑みを浮かべた